元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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検査結果と処方チェンジ

水曜に急遽依頼したFIPの結果が出た。
抗体価800倍で、蛋白分画もグロブリンの波形が少し高かったものの
強烈な炎症反応は見られず。

ただこの数値はプレドニゾロンを打った後8時間後に採血した血液での結果で
プレドニンの影響が全くないですという状態での結果ではない。

でも波はあるものの、以後なんとか家ではリオンが落ち着いているし
食餌も強制というか、じーちゃんの時のように抱えてシリンジで流し込むわけではなく
口の中へシリンジで入れてやれば、ちゃんと咀嚼して飲み込んでいる。

ならば必要な栄養素は摂取出来ていて体力もなんとかあり
現状維持をする方向に持っていくことで様子を見ることになった。

まず、FIPメインの治療はしない。
腎不全に悪影響のあるプレドニゾロンは当面回避。

経口投薬が厳しいので、フォルテコールをやめて
セミントラ(液体:血管収縮をさせ血圧上昇させるアンジオテンシンⅡのAT1受容体阻害薬)に切替。

あとの抗生剤(バイトリル)・ファモチジン(H2ブロッカー)・ラシックス(フロセミド/利尿剤)は継続。


セミントラはACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬を使用していても、ACEエスケープ(アンジオテンシン変換酵素がほかのルートで産生されること)を起こさないという、より強い効果が期待できそうな経口薬だ。

要は、肝臓で作られるアンジオテンシンノーゲンという物質が腎臓から分泌される蛋白分解酵素に触れると、アンジオテンシン1という物質が生まれる。

そこへアンジオテンシン変換酵素(ACE)が加わると、血圧を上昇させたりするアンジオテンシンⅡという物質へ変化する。

ACE阻害薬というのは、このアンジオテンシン変換酵素を阻害して、ⅠからⅡへ変換させるのを防ぎ、血管を広げ、腎臓では糸球体の血圧を下げていきましょうという薬。

セミントラは、すでに出来てしまったアンジオテンシンⅡの中にあるAT1とAT2という2つの受容体(細胞)があり、これのAT1が引き起こす血管収縮やナトリウム・水の再吸収、腎臓の糸球体が高血圧になることで蛋白尿になるのを阻害し、AT2の血管拡張、ナトリウムの利尿効果を促進して尿蛋白を抑制しますというものだそうだ。

獣医師に聞いたところ、効果はセミントラとフォルテコールともほぼ同じだそうだ。

でも説明書と獣医師向けパンフレットを読んだかぎり、フォルテコールとの大きな違いは重篤な腎不全に使えるか否かだった。

フォルテコールはBUN(尿素窒素)130/Cre(クレアチニン)13などという(つまりリオン)、もう末期症状に至っては効果がないと説明書に書いている。

が、セミントラは生後半年もしくは2kg未満の軽い猫さん、妊娠及び授乳中の猫さんにしか制限は無い。


では、末期宣告をされたリオンがフォルテコールを処方されたかと言うと、輸液・抗生剤で一時的にBUN/Creが下がったから。

BUN100 over/Cre 10 overだとしても末期宣告対象らしいが、もう数値を振り切ってしまっている状態から少しでも下がれば、(末期である)ステージ4からステージ3になった!と半ば強引にでも解釈したのちフォルテコール投与となった。

もし胸水が浸潤してこなかったら、今でもフォルテコールを処方されていたのだが、固形物は呼吸困難に陥りやすいので中止した。

酸素吸入もしつつ、家でのんびりしたら落ち着いてきたし、ごはんも無理やり流しこみではなく
食欲がないから自発的に食べないだけで、口に入ればモグモグして飲み込むので
だったら経口液体薬ならいいんでは?ということで、昨晩から投与スタート。

調子は変化したかといえば・・・こればかりは分かんないな。

通院ストレスで呼吸困難を起こしたので、次の診察はいつか決まっていない。

ということは、診察まで今の治療を継続していくということだ。

そのうち検査して、悪化していなければ効いてますねということになるのだろうか。


それと、サプリとしてだが
ヘマトクリットが21%まで落ちてしまったので貧血状態を改善するために夜ご飯に鉄剤、
朝ご飯にリン吸着として活性炭(ネフガード)追加。

【食餌・投薬状況】
※朝※
キドナにネフガードとニュートリを混ぜたもの(調子が良ければ20cc食べてくれる)
→シリンジ2.5ccを食べてくれたところで、1ccの白湯を飲ませる。

輸液(ソルラクト):30~50ml/フロセミド(点滴ラインの側注管から注入)

※夜※
k/dもしくはキドニーキープをふやかしてフードプロセッサーで潰したものにニュートリ・*鉄剤/ハイバイトドロップスも添加)
→シリンジ2.5ccを食べてくれたところで、1ccの白湯を飲ませる。

*鉄剤(ハイバイトドロップス)1cc(1cc中鉄分11.6mg含有)

輸液(ソルラクト):30~50ml
点滴ラインの側注管から注入:フロセミド・バイトリル・ファモチジン(H2ブロッカー)

就寝時に、酸素吸入:1リットルを2時間くらい。
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by lyon-sion | 2015-02-08 17:30 | リオン通院メモ(N病院) | Trackback | Comments(0)