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元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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局長通院メモ20071201~消化酵素再投与

ちょっと時間が経ってしまったけど、この前の局長の通院記録を。
(明後日が次の定期通院だし^^;)

先週後半からずっと水様便になっていた。
免疫の上下もあるのだろうが、それよりも消化吸収という腸壁の表面で起きていることをなんとかしないことには、これはまず治まらない。

それからキャンピロバクターも再度増殖していたので
処方をどうするかという話になった。

獣医師はフラジール(メトロニダゾール)を投与してみるかという。

後で調べて分かったのだけど、キャンピロバクター抑制には、エリスロマイシンが第1選択される薬だ。
それで効果が得られなかった場合に、フラジールを投与する例が多い。
ニンゲンでは、胃潰瘍などに投与される。

だけど、できればエリスロマイシン継続をお願いする。
理由は、お迎え当初、団体さんのところにいた局長がフラジールをトライアル投与されていて、なんの改善も見られなかったから。

下痢の根本的な原因がキャンピロバクターだけではないと思われる以上、エリスロマイシン投薬中止による免疫低下の方が何倍も怖いという感情が湧いた。

この前まで通院していたC病院での長期的ステロイド投与で、そこそこ小腸の状態が安定していた時と似たような状況にいるのだなと思った。

ステロイドのみが、10月の病状悪化の原因ではないのだろうけど
お世辞にも体調がいいとは言えなかったことを振り返れば、投薬中止の選択肢を持つことは大事だと思う。

だけど、免疫抑制ではない状況で体調維持が出来ているのだから
いずれエリスロマイシンの投薬効果が薄くなりはじめてから第2選択の処方を試したい。それが本音だった。

だから、エリスロマイシンの継続投薬をお願いしたところ
それでは、残瀉物の多い局長のうんちを何とかして、キャンピロバクターの増殖を抑えてみようという。

C病院でも長期的に投与されていたエクセラーゼの再投与だった。

エクセラーゼという薬は、タンパク、脂肪、炭水化物の各酵素を配合したサナクターゼという薬の商品名で、消化酵素剤だ。

これを投与して、腸内の消化酵素を増やし、栄養が吸収できなかった残り(残瀉物)を少なくした状態で大腸へ送り出す。
それによって、キャンピロバクターの栄養源を減少させるということになる。

今現在の投薬状況は、
 ・エリスロマイシン(免疫調節・感染症適応抗生剤):N病院で処方されている
 ・アノレキシノン(消化器異常改善薬)*C病院での残り
 ・トランコロン(過敏性腸症候群治療薬)*C病院での残り
で、このうち、アノレキシノンとトランコロンは、局長の体重に対しての投薬量を半減させながら、体に負担のない中止を目指している。

局長は、エクセラーゼを以前にも服薬していた実績もあり
これによって体調の低下を起こしたことはない。

アノレキシノン・トランコロンとの併用実績もあるので、当面の対処として再投薬することになった。

局長の1日の投与量はカプセル1個なのだが
今回は、それを半分にして、1日2回に分けて飲ませてみるのはどうかと提案があった。1日の投与する酵素剤の量は同じだが、分けることで腸内への酵素を切らす時間を短くしようというものだった。

エクセラーゼは2号サイズのカプセルに、粉薬と大きめの顆粒を混合したものが入っている。
それぞれの酵素剤が溶解・吸収される場所を変えて効果を表すように出来ている。

家に帰ってカプセルを開け、半分ずつ新しい空カプセルに分けた。

我が家にはミリグラムを計量できる計りなどないので
目分量でやるしかないのだけど
獣医師も素人に無理させるなぁと相方と笑ってしまった。

それから今日で5日、やっと水様便が止まった。
形状も固形がやっと出てきた。
検便をしてみなければ正確なことはわからないけど
とりあえず腸内は安定したようだ。

体調そのものは相変わらず良い。
私としては、この2つの処方薬で固定してみたいと思うのだが、獣医師の判断はどうでるだろうか。

もし固定できるようなら、食餌の再検討を始めたい。

ヒルズの処方食がベストだけれど、局長が食べてくれなくなってきている。
あれ程食べていたk/dのウェット缶は、もう口をつけない。

仕方なく、朝はk/d、w/d、r/dどれかのドライにワイソングのFeline vitalityを少し混ぜている。
リオンに処方食を慣らすために混ぜたら、ワイソングを食べなかった局長まで食べるようになったので、ふたねこ同じものを出すことになった。
(正確にはそれぞれ、局長はワイソング少なめ、リオンはヒルズを少なめ)

夜は、アイムスヘルシーグルメ(ウェット缶)を再開。

アイムスの販売元の日本全薬工業に聞いたところ、アイムスのオメガ3と6の配合比率は、猫で理想とされる5:1~10:1にしてあるという。
(でも話していくうちに、その担当さんは5:1と限定した言い方になった)

総合栄養食として市販されているので、処方食としてのヒルズの含有量には及ばずとも、選択肢としては悪くはないと思う。

・・・が、やっぱり局長には即効性はない。

ヒルズのウェット缶がだめなら、食べてくれるアイムスに何らかをプラスして対応する方法はどれがベストか検討していきたい。

1週間分の食餌量のフードサンプルを貰ってしまっている身分としては
良い結果が出ているのだから継続して病院から購入してあげたい気はするのだけど、食べてもらえないことにはどうしようもない。
朝ごはんとしてヒルズのドライだけ病院から買って、夜ごはんについては相談してみようと思う。
(では診察代が高いのかといえばそうではなく、今まで行った病院の中で2番目に安い。なので、少し申し訳ないなぁという気がしてしまう;;(笑))



それから、前後してしまうけど体重は3.25kgだった。
少し減ってしまったけど、あれだけヒルズのウェット缶を拒絶して食べなかったのだから当然の結果だった。

アイムスに戻してからは、ちゃんと食べているので、また体重も少しは増えているかも。
(でも、ずっと水様便だったから期待薄・・・か)

☆今週の通院でふたねこの抗体価検査とCBCの日程を決める。
抗体価は結果がわかるまで5日程度かかるので、来週か再来週にはやらないと年内に結果が出ないかも。
by lyon-sion | 2007-12-07 01:51 | 局長通院メモ(現在:N病院)