見下げる目
2008年 04月 01日
「あの子」のために、会社のある平日だけだけど、公園へごはんと湯ざましを毎日届けている。
今日も帰りにごはんを持って行ったら、そこには大勢のコドモとお母さんたちが
桜の木の下でいつまでも立ち話をしていた。
その桜の木から、「あの子」のいる場所はとっても近くて
ごはんを出してあげられない。
私がごはんを出すと、「あの子」達が、一斉に集まってしまう。
コドモの視線は、否応なくネコたちへ注がれてしまうので
「ここにはネコが必ずいる」ということを教えてしまうことになる。
それだけは避けたい。
コドモの動物への接し方は、いつも残酷だと思う。
それは、接し方をまだ知らないがために起きることだ。
でも、一緒にいる親が金切り声で放つ「汚いっ!触っちゃダメ!!!」という言葉で、コドモはびくっと立ち止まる。
「汚いものなんだ」
そう、無意識に覚える子もいる。
今日も公園でコドモたちは、執拗にネコたちを追いかける。
見たいだけなのはわかるけれど、追えば追うほどネコたちは逃げて行く。
それでもその母親たちは、何も言わない。
触ろうとしたときだけ、金切り声をあげる。
そして、ネコの横にいた私と視線が合うと
すぐに立ち去る。怖いものでも見たような目だ。
言いたいことはたくさんある。
でも、私に出来るのは、無表情でいることだけだ。
感情を出さないこと。
理解しあう環境を作るのは、東京に通う身の私には出来ない。
そんな体力がない。
東京の真ん中で、ほんの少しのスペースで
生きることに精一杯な小さな命を
少しだけ手助けさせてもらうのは、そうしなければいけない。
ニンゲンって、そんなにきれいな生き物なのだろうか。
今日も帰りにごはんを持って行ったら、そこには大勢のコドモとお母さんたちが
桜の木の下でいつまでも立ち話をしていた。
その桜の木から、「あの子」のいる場所はとっても近くて
ごはんを出してあげられない。
私がごはんを出すと、「あの子」達が、一斉に集まってしまう。
コドモの視線は、否応なくネコたちへ注がれてしまうので
「ここにはネコが必ずいる」ということを教えてしまうことになる。
それだけは避けたい。
コドモの動物への接し方は、いつも残酷だと思う。
それは、接し方をまだ知らないがために起きることだ。
でも、一緒にいる親が金切り声で放つ「汚いっ!触っちゃダメ!!!」という言葉で、コドモはびくっと立ち止まる。
「汚いものなんだ」
そう、無意識に覚える子もいる。
今日も公園でコドモたちは、執拗にネコたちを追いかける。
見たいだけなのはわかるけれど、追えば追うほどネコたちは逃げて行く。
それでもその母親たちは、何も言わない。
触ろうとしたときだけ、金切り声をあげる。
そして、ネコの横にいた私と視線が合うと
すぐに立ち去る。怖いものでも見たような目だ。
言いたいことはたくさんある。
でも、私に出来るのは、無表情でいることだけだ。
感情を出さないこと。
理解しあう環境を作るのは、東京に通う身の私には出来ない。
そんな体力がない。
東京の真ん中で、ほんの少しのスペースで
生きることに精一杯な小さな命を
少しだけ手助けさせてもらうのは、そうしなければいけない。
ニンゲンって、そんなにきれいな生き物なのだろうか。
by lyon-sion
| 2008-04-01 01:21
| 公園ネコさん