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元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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公園ネコさん相談メモ20081101~疥癬くん投薬方針

土曜日に約束してあった疥癬くんの治癒状況について、うちのかかりつけに行ってきた。

写真をがうまく撮れなかったので、口頭で説明する。

・前回10/14の投薬時には、横2cm×縦1cmの疥癬が、2週間後にはその一部に毛が生えた。
・疥癬くんはもう耳を掻くことはない。

それならば、イベルメクチンが確実に効いているんでしょうということだった。

というのも、地域グループさんの行っている都内の動物病院で処方された粉の薬が、本当に疥癬の薬かどうか不明だった。
「たぶん、疥癬かも」という前提で処方してもらったらしいのだが、地域グループさんも言っていたが「効いているのかどうかわからない」という状況だった。

その都内の動物病院では、もちろん診察しないで処方しなくてはならなかったから
もしかしたら何かの薬を混ぜるか何かして、効果を弱めて渡したということも考えられた。
だから、写真を見せてうちのかかりつけに処方してはもらったものの、獣医師もまずは本来のイベルメクチンを飲ませて効果を確かめてから、次回の投薬をきめましょうと話していた。

実は、この初回のイベルメクチンを処方してもらった時に
「今飲ませている抗生剤をすぐ中止して」と言われていた。
じくじくした傷口からの2次感染防止の名目で地域グループさんに渡されて飲ませていたが、うちの獣医師によれば「抗生剤の方が猫の体に負担をかける」という。

疥癬であるならば、根本の駆虫をしなければ、いくら抗生剤で傷口を塞いだところで何の解決にもならない。
かゆみも止まらないから、すぐ搔き毟って傷がひらいてしまう。
むしろ、治らないところにフタをする方が治癒が遅れるとのことだった。

なので、水分を蒸発させていない、いわば純正のイベルメクチンだけを投薬して
根本だけを叩き、その結果を検討するのが完治への近道だという。


それを投薬後、多少出血していて掻いている様子を見るとかわいそうでもあったが
薬なしの状態でごはんを食べさせ続けた。

10/31の金曜日の昼に、疥癬くんの傷口の最終確認をする。
動いてばかりだったので、ピンボケの写真しか取れずじまいだったけど
毛の生えている部分が増えたのを確認できた。


では今後どうするかという話になったのだけど、疥癬というものはダニの成虫が皮膚の中に深くトンネルを作って、卵を産みながら動き回る。
産み落とされた卵も2~3日で羽化して、皮膚の中で成長していく。
駆虫薬というものは、卵には効果がないので、その羽化した段階の状態を駆除し続けて壊滅させるしかない。

最後の最後まで駆虫しきるには、うちの病院では週1回の投薬で4週続けることを薦めているという。

投薬途中で劇的な改善が見られれば様子を見ることも考えられるが
お外暮らしという環境を考慮すれば、4週間、きっちり飲ませたほうがいいかもしれない。
ということで、4回分のイベルメクチンをまとめてもらって・・・というのが、ベストだ。
12月末までは、体調悪化でもない限り、うちのネコ様の通院はないから、疥癬くんの薬をまとめてもらえば、取りに行く必要がない。

んが、シリンジに注入された状態での液剤というものは、冷暗所で保管したとしても出来れば1週間以内には使い切ってほしいとのことだった。
確かにゴム栓はしてくれるけど、厳密に密閉されているものでもないから、そのとおりだと思った。
なので、できるかぎり患部の写真を撮って、毎週末に都度診断を受けてから処方してもらうことにする。

気温もずいぶん下がったせいもあって、ダニも活発には動かないので
かなり治ってるんでは?なんて思いがちだけど、完治しないままだと春先に気温が上がってまた再発する。
寒さはつらいだろうが、今のうちに壊滅させておけばあとあとラクに過ごせるので、頑張って飲んでもらおう。
by lyon-sion | 2008-11-04 01:34 | 公園ネコさん