元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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<   2007年 04月 ( 12 )   > この月の画像一覧

九州でたったふたりで、多くのワンちゃんやネコさんを保護している方達がいます。
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画像をクリックするとHPにジャンプします。

私の住む横浜の一角は、少し歩けばワンちゃんを散歩している人に出会います。
野良ネコさんにも、365日、交代でごはんを毎晩あげる人がいる、そんな街です。

出来ることなら、悲しい状況に置かれた動物達がいなければいい、
そう願わずにはいられないのですが
このおふたりが活動していらっしゃる地域では
居場所を奪われ、人間に痛めつけられた子達がたくさんいます。

いえ、きっとこの日本では
どこもそうなのでしょう。
動物達の安住の地など、どこにもないのでしょう。

でも、「駆除」とほぼ同等に連れ去られ、殺されているからこそ
ワンちゃんやネコさんの姿を見ないだけかも知れません。


そんな不遇な目に遭った子達を、たったふたりで
保護し、傷を癒し、その子達の第二の人生を作って送り出していらっしゃいます。


私は今まで、いろんなリンクを辿って、保護されている方のHPを見てきました。
そのたび、ディスプレイに向かって、泣いてきました。

でも、今トップページに掲載されている
虐待によって肢を4本とも折られている子を見て、リオンが重なりました。

抑え付け、力を込めて一本ずつワンちゃんの肢を折ったニンゲンを恨みました。


自分の内面が弱いから、罪のない力の弱い動物を痛めつける。
おまえの弱さは、おまえ自身が作りだしたものであって
それを更なる弱者に向けるのは、卑劣でしかない。

そう思います。


私自身、若い頃に
今の世の中で言う「虐待」を受けて育った経験があります。

精神的な面が弱くないかといえば、そうではないと言い切れないと
自分自身感じるけれど、それでも自分なりに強くなろうと生きてきました。
それが上手く出来たかといえば違うけれど
岩場を登るような気持ちで生きてきました。

弱さを理由にヒトを、動物を、痛めつけてきたことはありません。

だって、自分の周りに、たったひとりでも
受け入れてくれる暖かさがあったからです。

弱さを認めてくれる、そんな存在があれば
ヒトは優しくなれるものだと知ったとき、生きる希望が湧いたのを感じることが出来ました。

だけれど、それは待っていてくるものじゃない。
いろんな出会いがあって、話して、初めて見つけることが出来るものです。

それを見つけず、ただひたすらに
自分よりも弱いものを痛めつけるのならば
何のために生きているのだと問いたい。



でも。
ディスプレイを通して見る情報で、私自身、これだけの感情が湧きあがったのに
現場で実際に、傷ついた子を抱き上げ
保護されているおふたりは、どれほどの思いをかかえていらっしゃるでしょうか。

克明に記録され、保護した子達がどうなっていったかを掲載されていますが
その中には、保護されている方のぐしゃぐしゃな泣き顔の写真がありました。

それでも、ココロも体も傷ついた子達救おうと
前を向いていらっしゃいます。

今は賃貸住宅(!!!)で、たくさんの動物を保護されていますが
将来的に家を購入され、保護施設を立ち上げようとされています。

ぜひ、おふたりの目標をご覧になってみてください。


ココロからのAleを込めて。
ままむんば


リンクについて=====
このHPはリンクフリーではありません。メールにて、リンク許可が必要です。
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by lyon-sion | 2007-04-29 04:48 | どうぶつたちのこと | Trackback | Comments(2)

火サス?

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家政婦は見た!






・・・いや、お風呂場チェックした帰り道なんですが(笑)

今日は穏やかだったリオンさんです。
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by lyon-sion | 2007-04-27 01:20 | リオンの日々 | Trackback | Comments(4)

ココロの安寧を

リオンが深夜に鳴くようになった。

「鳴く」と書けば、ネコが鳴くのは、ままあるのでは・・・と思われるのではないだろうか。
事実、私自身もリオンに声をかけ、返事のように鳴いてくれるのは少しばかり嬉しかった。

ところがここ1ヶ月ほどで様子が変わってきた。
正確に言えば、お迎え当初の様子に戻っているのではないかと思う。

窓や玄関に行って、まるで悲しくて泣いているかのような鳴き声をあげる。

朝や夜に「ごはん」を催促するためにリオンは鳴く。
その都度返事をしながら、ごはんを出すのだけれど、それとは違い
深夜の鳴き声だけは、叫んでいるような声に聞こえる。


リオンをお迎えするために捕獲する前
見守ってくれた近所の方にこんな話を聞いた。

「黒いネコちゃんと一緒にいた」と。

黒いネコ、リオンがいた場所に何度か姿を現していた黒いネコ。

黒いボスネコのように大きいネコだから
相方が「クボちゃん」と名付けたネコだ。

一度は捕獲したものの、ネコ飼育初心者の私が持て余すであろうことから
病院の先生と相談して、お外に戻した子だった。

リオンはうちに来てしばらくの間、おそらくクボちゃんを呼んでいたのだと思う。

サッシの合わさる部分の隙間や、玄関の扉の下のほうから
少しだけ室内に流れ込む外気を一生懸命に嗅ぎ
「ここは外と繋がっている」場所と認識していた。

だけど出方がわからない。

毎晩20:00ごろに玄関は開くけれど
ニンゲン(私)が入ってくるから近づけない。

サッシの窓はニンゲンがいる時しか開かない。


それでも一時期は、部屋を探検しているかのような素振りで
鳴いたとしても、それは「何してるの?」とでも言っているかのような
柔らかい鳴き方になっていった。

それがここ1ヶ月ほどで、悲しい泣き方に戻っていた。

通院が重なったせいもあるかもしれない。

やっとお外の空気を吸えると思ったら
それはキャリーに閉じ込められ、行き先は体中触られ嫌な事ばっかりされる病院だけ。

だけどそればかりとも思えない。

私たち夫婦は共働きで、日中12時間は家を空ける。

その間は、ニンゲンがいない気楽さと、音のしない寂しさが
入り混じっている空間ではないのだろうか。

野良ちゃんになってからの数ヶ月、リオンは常にひとりぼっちではなかった。
傍らにはクボちゃんがいた。

それを引き剥がしたのは私。
クボちゃんだって、ニンゲンに育てられることは望まなかった。
でも、それはリオンも同じなのかもしれない。

それから、私と相方、どちらからともなく言葉が出た。
「リオンがココロを許せるネコさんを」

それは私たちとリオンの距離が、少し遠くなるかもしれないし
縁があって来てくれたネコさんを介して近くなるかもしれないことだけど
この際、それはどんな結果になっても我慢が出来る。

2匹になって深夜の室内がうるさくなろうが、
それが気になって眠れないほど繊細な神経を持ってる夫婦でもない。

ただ、あの、胸を締め付けられるような
悲しくて細い泣き声だけは、太い神経を持った私たちでさえ眠れない。

ドタバタして遊んで、遊んで、楽しく過ごしてくれれば
それが元気な証拠と、ニンゲンの子守唄になるかもしれない。


リオンを診察した先生から、以前、こんなこと言われた。

「この子は将来、べったべたに甘える子になる」

たまに見せる仕草から、その言葉はウソではないと思った。

だけど、リオンにとってみれば
「甘える」ってどんなことだろう?と思っているのではないのだろうか。

仔猫の時に断脚され外に出されてしまったリオンは
おそらく心底甘えた経験がないのではないだろうか。

ネコさんの社会性を養う時期に、母ネコや兄弟達から離れ
事故か虐待で失った肢を治療されていたとしたら
私達に慣れてほしいというのは、酷な要求だと思う。

もちろん憶測の域を出ない話だけれど
もし、そんなような状況でクボちゃんと出会っていたのだとしたら
今のリオンには、ココロを許せるパートナーが必要なのではないかと思う。

果たして、それが絶対良いのかどうかも
また、リオンと打ち解けてくれるネコさんがいるかどうかもわからない。

でも、もし、そんなパートナーを見つけることが出来たとしたら
リオンのココロにも、来てくれるネコさんにとっても
プラスになることがあるかもしれない。



もうすぐゴールデンウィークがくる。
ニンゲンの都合で申し訳ないのだが
リオンのパートナーを探すまとまった時間が取れる。
もし、お見合いして様子をじっくり見るには
願ってもない機会だと思う。

焦るつもりはないけれど、リオンのごはん代を稼ぐ身としては
ありがたい期間であることは確かなので、
里親会に参加してみようと思っている。

悲しい夜が終わることを、リオンと同じように私達も願っている。
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by lyon-sion | 2007-04-24 02:59 | リオンの日々 | Trackback | Comments(8)

だめかも?

ヒルズのl/dもあんまり食べてもらえず
頼みの綱とばかりに購入した「アズミラ」

販売元にも問合せして、あげ方や成分、ついでにネコさんの生態話まで
多岐にわたって説明してもらった。

聞けば聞くほど「良いフード」

さっそく500gの最小パックと缶詰を購入し
朝と夜に分けて両方をあげてみた。

結果は・・・
ウェットフードはそこそこ食べた。
でも、カルカンなら完食するのにアズミラは残す。

ドライも、ほかのフードが無いなら食べるよ・・・とばかりに半分残された。

まいったなぁ。

口コミではかなり食いつき良し!とのコメントが多かったのだが
そう上手くはいかないか。

でも、これがダメだとなると、肝機能回復目的で
食べさせてやれる物が無い。

長期戦で、なんとか食べてもらえるよう頑張るか。

ちなみに・・・

アズミラのドライを残した後だったので
ウェットまで一気に変えるのは拒食を起されそうで怖いので
(いや、腹が減れば食べてくれるだろうが)
夜はいつものカルカンをあげた。

ついでに、「必殺のごはん」をそろそろ作りたい気もしてきたので
(ようは、食欲があんまり無くても食べてもらえるもの、出来れば薬を突っ込める食材(笑))
初めてマグロのお刺身を一口分あげることにした。

まずマグロをお皿に載せて、そーっとリオンの鼻先に持っていったら
興味はあるようで、激しくニオイを嗅ぐ(笑)

こりゃイケるかも~♪と
置いておいたが結局口をつけず。

なので、前述のカルカンの横に一緒に置いておいた。

とりあえずカルカンだけ食べていたけれど
明日の朝になったら無くなってるのを期待。


アズミラ==========

ウェットフードはパテ状。
ドライは星型のかわいいフードでした。

ウェットはともかく、ドライはほかのフードに比べて
穀類の香りが強いかもしれない。
私自身は肉食をしないので、肉類のニオイに敏感なのだが
そんな私でも、穀類の香りを強く感じるような?
カルカンとかニオイの強いものを常食にしてたら
アズミラを主食に!という飼主の強い要望は受け入れてもらえないかも・・・なんて思ってしまった。
とりあえず、ほかのフードと混ぜながらでも
根気よく食べてもらうとしよう。
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by lyon-sion | 2007-04-24 00:29 | リオンの日々 | Trackback | Comments(2)
先週の抜糸と血液検査での通院が原因で
新・引きこもり生活へ突入したリオンさん。

今回は筋金入り?で、前はクローゼットの中の
洋服をしまうプラスティック・ケースの上に座っているだけだったけど
今は洋服がラックにかけてある隙間にいるようになった。

ただ、これは、ニンゲンが在宅する土日に限ってのことな気がする。

土日は、床に溜まりまくった猫毛を一掃するべく
掃除するんだけど(平日は埃取りワイパーだけなのです)
そうすると、ゆっくり寝てられないものね。

ということで、平日の居間のベッド生活と同じく
引きこもりコーナーでもくつろげるように整備することに。

・・・っていうか、黒っぽい洋服が真っ白い毛で大変なことになってるからなのです(笑)

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滑り止めつきのバスマットを敷いて、リオンのアクリル毛布をはじっこに。

これで、「余は苦しゅうない」っていう時代劇のように
片手を乗せて寄りかかれることでしょう・・・

前は、私の洋服が畳んで積み上げてあったのだけど
器用にそれを崩して「余は苦しゅうない」をしてらっしゃいました・・・

んで、これだけだと引きこもり生活は満喫できないので
アクリル毛布の左側には、今まで寄りかかってた私のセーターを掛けておくことにした。
引きこもったときは、セーターを毛布の上にもっとかぶせてやれば
薄暗いスペースの完成!

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お待たせしました。
「あちら」でも、ゆっくりおくつろぎあそばせ~。

完成してから、もう「あんまり黒い服は買わない」と
飼主♀はひそかに思うのでした・・・;;
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by lyon-sion | 2007-04-22 16:23 | リオンの日々 | Trackback | Comments(4)

ミケの定義

リオンを引っ越してから初めて病院へ連れて行ったときに問診表を書いたのだが
そこに、種別を記入する欄があった。

ミケだよ。

そう思って、自身満々に「ミケ」と書き、提出した。

診察の番が来て、先生が言う。

「ミケですか?なんか違うような・・・」

なんで?どっから見てもミケでしょ?と言う私に
体にほかの色が入ってないとミケではないんですよねとの返事。

リオンはアタマは柄はあっても体は真っ白か。

と、そこで忘れていたことを思い出したので
少しためらいながら言ってみた。

「あの・・・背中に柄・・・らしきもの、あります」

いぶかしげに見る先生に、ココ、と指を差して見せた。

リオンの背中には、10本くらい黒い毛がある。
いや、15本か;;

とりあえず、ほんの少しだけ、背中に柄があるのだ。

最初は私も、汚れだと思っていた。
でも、年末にシャンプーしてもらって帰ってきたリオンを見て気付いた。

真っ白い背中に申し訳なさそうに埋もれて生える10数本の黒っぽい毛。


白い毛をかきわけて、その10数本の黒い毛を見て
「うーん、はぁぁぁぁ・・・」と半ば感心したように先生は頷いた。

ミケ、ですね。

この瞬間、晴れてリオンはミケさんと認定される。


が、しっぽが短いので
ジャパニーズ・ボブテイル疑惑も残っている。

そういえば、野良ちゃんだったときは
「あのしっぽの短いネコ」と、
近所では知られた存在だったらしい。

リオンのママさん、教えて。どっちですかね。
だからってナニが変わるわけでもないんだけどさ(笑)
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by lyon-sion | 2007-04-18 01:55 | リオンの日々 | Trackback | Comments(2)

さて、どうしたもんか。

リオンの肝機能の数値でひとつだけ「難アリ」と出たGPT。

とりあえずお約束、ということで
ヒルズのl/dのお試しサンプルを数袋もらって帰ってきた。

リオンは朝はドライフード、夜はウェットフードという食生活なので
朝ごはんの2分の1だけl/dを混ぜることにした。

結果は・・・やっぱりl/dだけ残した(笑)それでも、そこそこは胃袋の中に消えてるので
それはそれでいいとした。

でも、ウェットフードはヒルズを受け付けてもらえない。
相当マズイんだろうな。

まぁ、l/dで機能改善されるなら儲けもの・・・と思うことにし
前回と前々回の血液検査をするために空けた期間と同じ
2週間食べてもらうことにしよう。

それで数値改善されなかったら
アズミラにTryしようと思っている。

ちなみに、l/d以外で獣医師のお勧めはロイヤルカナンかウォルサムだけど
肝機能回復専用ではないので、とりあえず次回にすることにした。

とりあえずヒルズを食べてもらっている期間中に
気合入れて勉強します・・・
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by lyon-sion | 2007-04-18 01:36 | リオンの日々 | Trackback | Comments(0)

引きこもり生活

今日、無事に抜糸をして、無罪放免となりました。

丁度2週間前、開腹して帰ってきたときは
ぐったりしてよれよれでした。

とりあえず、病院で一生懸命ガマンしていたらしい
おトイレを、わずかばかりの体力を使ってしたあと
ぴくりとも動かず、ただひたすら眠っていました。
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写真は、帰って来た翌日の深夜です。

ベッドも籐カゴタイプとクッションのもの2通り用意していたのですが
それよりも、私達が触れないテレビラックの間が落ち着くようでした。

ここには、断熱マットしか敷いてやってないので(狭いし;;)
アクリル毛布を敷こうとしてみたんですが
やっぱり動いてもらえず・・・
これ以上、怖い思いをさせるのだけはしちゃいけないと思ったので
エアコンをいつもより高めの温度にしてそっとしておきました。

2日後、やっとごはんも食べてくれるようになって
排泄も安定してきたので一安心だったのですが
予想していた通り、引きこもり生活に突入。
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それでも、カーテンの裏側にいてくれるようになったのはラッキーでした。
ここなら、ベッドにペットヒーターが敷いてあるので
お腹を冷やさなくて済みました。

そして、あっという間の2週間。
今日は抜糸の日でした。
私のクローゼットで、すっかり引きこもり生活を満喫していたリオンでしたが・・・
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このあと、大捕り物のごとく逃げ回るリオンをキャリーに追い込み
病院へ。

抜糸と、GPTの値を測定するべく血を抜かれ
観念しました・・・とばかりに

「目を開けたまま死んだフリ」

をしていたリオンでした。

血液検査の結果、GPTは2週間前の200U/Iからほとんど下がっていない
214U/Iというもので、肝臓疾患用の療養食をもらうことになってしまいましたが
今日は病院での待ち時間もなく
30分足らずで帰ってこれたので、前回のような
肉球から流れる滝のような汗はかかずに済みました^^;

そのあと、新たなる引きこもり生活に突入し
ごはんも食べていませんが
まぁ、またのんびり始めようと思います。
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by lyon-sion | 2007-04-15 23:47 | リオンの日々 | Trackback | Comments(6)

責任

リオンの手術のについて、執刀した先生のほかにも意見を求めました。
野良ちゃんだったリオンを、引越し前に初めて診察してくれた先生です。
最初の検査も口腔内の様子から年齢を推定したのもこの先生です。

また、お二方以外の「リオンを診察したことがない」獣医師にも
一般的な意見として話を伺いました。
そして、野良ちゃんだったリオンが生活していた町の「地域ネコNPO」さんにも
野良ちゃんの避妊・去勢手術を行ってこられた背景をたずねました。

当初から家ネコさんであれば、もちろん2回目になってしまった避妊手術は
なかったのだと思いますが、去年の12月まで一匹で生きてきたリオンがどうして、どうされてきたかなど推し量る術がありません。

ですからリオン自身にとっては、不要な、不幸な出来事となってしまいましたが
私にとってはこれ以上ない、最初のネコさんの体のことを学ぶ機会でもあり、
医師の対応に飼主はどうすべきなのかを知る機会になりました。


============================

執刀医をA医師、意見を聞かせてくれた医師をB医師として
私の質問への回答を書いていきたいと思います。


【リオンのGPTが初めての健康診断では129U/Iだった。この時点での数値について】

A医師 : 
129U/Iはそれほど高いものではない。ほぼ正常値と考える。

B医師 :
129U/Iは高めの数値と考える。
ただこれは、野良ちゃん時代の栄養不良等も原因として考えられるので
高栄養の食餌の摂取で改善していくと思われる。


【そもそも術前にGPTが高い場合に手術は行うのか】

A医師 :
GPTの値が高いとしても、それ以外の検査項目が正常であれば様子を見て大丈夫と判断できれば行う。
U/Iいくつ以上、いくつ未満という数値の基準は作っていない。

リオンの場合、初日300U/I、翌日220U/Iという結果を踏まえて
手術は行われたが、どの程度下がれば手術は行えるという数値は決めていない。
あくまで数値が下がる傾向であれば行うという方針。

B医師 :
GPTの値が高いとしても、それ以外の検査項目が正常であれば様子を見て大丈夫と判断できれば行う。
ただし、B医師の病院では、GPTの正常値上限として定めている84U/Iの倍の数値である168U/Iを超えている場合は、飼主もしくはNPOなどの手術依頼者へ連絡をとり、するかどうかの判断を行う。
この場合、家ネコであれば、手術が緊急を要するものではないので行わない判断をする場合が多いのではないかと思う。
対照的に、野良ちゃんを捕獲して来院した場合は、次回の手術を行える可能性が少ないため
どうしてもということで手術をしている。


【回復する位置の毛を刈って、傷跡・手術後と思われるものを発見した場合、どう判断・対処するか】

A医師 : 
飼主から、以前に避妊手術をしたという申告がなかったので、ほかの疾患の術痕もしくは単なる傷跡と判断し、予定通り避妊手術を行うべく開腹した。

B医師 :
メスのお腹傷跡を発見した場合、90%は避妊手術跡と判断してきた。よって手術は中止し飼主へ連絡する。


============================

<<もうひとりの意見>>

エリザベスカラーを巻かれてリオンは帰ってきましたが
頭も体も小さいリオンには、そのカラーは大きすぎて食餌が摂れませんでした。
そこで、A医師の病院では取り扱っていなかったお腹を保護する着衣(腹巻みたいなもの)を販売してもらえないか、近所のC医師の病院へ尋ねました。
あいにくその着衣は扱っていなかったのですが
リオンの経過を話す際、色々とアドバイス頂いたので
厚かましくはありましたが、C医師の見解も聞かせていただきました。

****************************

C医師 :
GPTが高いと判断すれば、手術は中止するという方向で飼主へ連絡する。
但し、A医師と同じく数値の基準値は定めていない。
あくまで、その時に診断した様子を見て、手術をするかどうかの判断になるが
220U/Iは高いと思う。

お腹に傷を発見した場合も、まず避妊手術跡と最初に考え
飼主にその事実はないか、確認の連絡を取る。
それで、飼主がわからなかったり、それでも診て欲しいというGoサインを出せば、手術はすると思う。

****************************


こうして3人の医師に、両極となる意見を聞き思ったのは
医師はあくまで手術や治療のアドバイスをする立場であり
最終判断は飼主や依頼者にあるのではないかということでした。

A医師のように自分の診断で手術を決行するする人もいれば
B・C医師のように、飼主の判断が必ず伴うようにする人もいます。

飼主の心情としては、もちろん大事なネコさんに待ち受ける手術が
的確且つ、安全に行われるものであるのが良い筈ですから
B・C医師のように、慎重にものごとを運んで欲しいと思います。


しかしながら、ネコさんの体について、いや、リオンの体のことについて
パーフェクトに把握できているわけでもない私が出せる「判断」と言えば、

 「疑わしいことがあるなら、体に負担をかけるからやめて」

 「必要(もしくは絶対子宮がある)と先生が判断するならお願いします」

このいずれかでしかないと思いました。
もし、A医師が私に、術前確認を取っていたとしたら
私は、即断で中止をするよう言えたかどうかと考えると
やはり上記の言葉しか出てこなかったのではないかと思います。

ですから、飼主が最終判断を下すには
それなりの知識と飼育経験も必要とされるのだと思い知りました。

もっと知識があれば、野良ちゃんで、肢が手術痕だったリオンは
「2度と捕獲出来ないかもしれない懸念があるから、
肢の治療(切断手術)と同時に避妊も行ってしまおう」という状況があったことを想像できたかもしれません。

もっと育てた経験があれば、先生とのコミュニケーションも深かったでしょうから
言われるままに、手術計画を進めず
ケースごとに確認を取ると言うことが出来たかもしれません。


野良ちゃんだったリオンと出会い、毎日ごはんをあげに通い
最初からリオンとコミュニケーションを取っていたのは、ほかでもない私自身ですから
もっと詳細にリオンのお迎えまでの経緯を再度伝え、診断を進めてもらうべきでした。

(実は経緯自体は話してありましたが、先生は忘れていました。
触診して、私にリオンは子宮があるという診断をしたのを忘れていたのには
僅かばかり憤りも感じましたが、経緯自体は忘れられても仕方ありませんから
もう一度、リオンは野良ちゃんで、肢は術痕、それ以外は分らないから
避妊手術済みなどの懸念が無いか確認すべきでした)

そして・・・
A医師の独断を、B・C医師ともに
「確認を取ったほうがいいとは思えるけれど」と前置きした上で
だからといって、それは「絶対」やってはいけないものでもないと言っていました。
そういう判断もする医師がいるということです。

だからどうしろ、ということではありませんが
それを見極めなければいけないのは、やはり飼主の責任なのですね。





最後に、もっとも手術を多く依頼してきたであろう
地域ネコNPOの方の話しを・・・
(このNPOさんは、リオンを捕獲したときにB医師を紹介してくださったNPOさんです)


NPOとしては、野良ちゃんを避妊・去勢し
不幸なネコちゃんが増えないようにしていくのが目的なので
手術の判断は、医師に任せるしかないが
手術跡があり避妊済みなのが疑わしいのに
医師の判断だけで行うということについては、このNPOでは例がなかった。
現状として行っているのは、情報を集め、信頼できる医師・病院を探し依頼しているとのこと。

また、避妊・去勢手術をしても
それが明確にわかるよう、世間でも知られている
ネコちゃんの耳カット(V字カットなど)やピアス装着は
進んでしてもらえるよう医師に依頼はしていないとのこと。
理由はネコさんの体に傷をつける行為は、避妊・去勢以外は行わないから。


とのことでした。
NPOさんが紹介してくださったB医師の病院のほかに
C医師にも、避妊・去勢手術を行った証拠をつけるかどうかを聞きましたが
やはり体に傷はつけないとの姿勢から、耳などのカットは行わない、
またピアスについても、外れてしまう可能性が高いのでつけていないとのことでした。
ただし、「避妊・去勢手術済みの証拠」は必要と考えるので、
この病院では野良ちゃんを避妊・去勢した後に
耳に刺青を入れておくそうです。






・・・・・・・でも、本音。

リオンにはかわいそうなことをした。
2日も入院させて、ワンちゃんの鳴き声が響く場所でひとりぼっちにさせておいた。
腕には太い点滴で身動きも取れない。
どれだけ怖かっただろう。
リオンを捕獲して家に連れて来た日の100倍くらい怯えていた目が忘れられない。

5ミリくらい積みあがってた信頼関係が、全部崩れちゃった。
また、ミクロン単位の信頼を積み上げて、5ミリに戻すにはどのくらいかかるだろう?

もし、言葉と言うコミュニケーション手段があったなら
手術に連れて行った日、キャリーへ入れようとする私に
「あたし、避妊手術、もうされてるのよ」という声がきけたのだろう。
あの朝、確かリオンは、いつもよりもたくさん鳴いて私に語りかけてたよな。


だけど、今回のことは、リオンを育てる私にとっては、
いろんなことを知ったということで、ほんとに勉強になった。
A医師の行動も、B・C医師の判断も、どちらも確かに行われている現実であって
どちらも間違いではないのだということも知った。

飼主の心情は置き去りにされた感は否めないけれど、無事に帰って来たし
ごはんはちゃんと食べてくれてるからよしとしよう。


あーー、ここまで思うのに
4日かかりました;;;;;
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by lyon-sion | 2007-04-09 02:15 | リオンの日々 | Trackback | Comments(3)

誰の判断?

リオン、無事に戻ってきました。

正直な所、術後管理のために入れられていたケージから出てきたリオンは
別人ならぬ別猫さんで、これがあの「まあるいリオン?」と思いました。

エリザベスカラーをし
ふわふわな毛はべったりしていて、お腹はハゲて丸見えでした。

目はうつろで、久しぶりに長時間座っていたせいか
肢はよろよろしていました。

麻酔をして挿管もしていたので
舌はべろーんと伸び、よだれが顎の毛から落ちそうでした。


先生のお母様らしき方に、
「この子は大人しくて本当にいい子だったのよ(^ー^)」
と声をかけて頂きましたが
我が子ともいうべきリオンの変わり果てた姿を見、、
決して「大人しいいい子」ではなく、
極度の緊張のせいで動けなくなっていたはずであるので
申し訳ないという気持ちを持ちつつも、笑顔で返事をすることは出来ませんでした。

飼主を安心させるのは、この姿では無理ですよ。

本当は、そう、冷たく口から出そうでした。
気遣ってくださったのは、重々承知しています。
だけど、ここはペットホテルじゃありません。
私が旅行にでも行ってきて、リオンと久々の感動の対面をする場所ではありません。
動物病院なのです。
リオンの命を預けた動物病院です。

いつもなら、ちょっと物音や私達が不意に近づいてびっくりして
黒い丸い目を瞳孔いっぱいに開いて見せるのですが
今日は、その瞳孔が開ききった周りを血走った白目が囲んでいました。

すぐにでも連れて帰りたい衝動を抑えつつ
聞かなければならないことを尋ねました。


なぜ、GPTが220で手術に踏み切ったのか。
傷跡は、何の手術かと言う前に避妊跡ではないかとの判断は出来なかったか。


手術するかどうかの連絡は、この手術を決行すると決めた時点で
無いとの約束でしたから、それは聞きませんでした。

回答は同じでした。
食事制限によるものからくる、肝細胞内のGPTの変化なので
前日からの数値が下がったので、手術を行ったと。

だけれど、今日の昼間に私は別の医師に
リオンの状況だったら、どう対処していたかを尋ねていたので
「かなり高い数値であれば、手術するかどうかの判断は変わるのではないかと」と
聞いてみましたが、摂食状況でのこの数値変化では、手術をしても大丈夫と判断したとの返事です。

そして、傷跡について先生は私に
「前の診察で、リオンに手術経験があるとは言ってませんでしたよね?」
と言われました。

言うはずありません。まともにお腹を見たことも無いのに
手術跡を見つけることは出来ません。
それに、先生はワクチンのついでの診察時に
今後の避妊手術を相談したとき、リオンのお腹を触診しながら
「この子、たぶんまだ子宮はありますね。」
そう言っていました。

飼主である私が、手術跡を見つけられなかったのは事実ですし
それについて説明をすることは出来ませんでしたから
手術自体を傷の有無でするかどうかの判断をしないならば
開腹したことへの責任の所在は私にあるのでしょう。

そして、「たぶんまだ子宮はありますね。」という
先生の言葉を鵜呑みにしたことについても
CTを撮影できる病院で調べてから避妊してほしいという要望を出せなかった私にあるのかもしれません。

(その病院にCTはないようです。エコーはありますが、これで見えるのは膿みが溜まったりして病変しているものや妊娠時で、そのことだけは私自身、事前に知識として知っていました)

でも。
そうならば、事前に避妊の相談などしなかったでしょう。
術前の患者の情報に、飼主である私自身が全責任を持たなければいけないのなら
口頭で手術日だけ決めればよかったのです。
そして、「たぶんまだ子宮はありますね。」との先生の診断を
患者側である私に疑えというのなら、診察なぞ必要がありません。

言葉尻をつかんで、こうして書いていますが
先生は自分が診断として口にした「たぶんまだ子宮はありますね。」ということを
昨日は忘れているようだったからです。

ここは患者さんも最近多くなってきていて
忙しいのは理解しています。
でも、内臓があるかどうかの話を飼主にしたのは
世間話の一環だったのでしょうか。
だから忘れてしまったのでしょうか。
こんなことで、無駄な開腹がされてしまったことにつながったのでしょうか。



その後、縫合についてのことや術後管理のことを話してから
化膿止めをもらい帰宅しましたが
部屋に戻ったリオンは震えたままでした。

エリザベスカラーをつけたままでしたが
GPTを下げるために、何でもいいから食べてもらわなければいけないので
いつものネコ缶をあげてみましたが口を付けず・・・・・

ただ、病院ではない、いつもの寝床へ帰って来たんだということが
うつろな表情をしながらも分りかけてきたようで
テレビラックの下にもぐりこみ、体を横たえました。

物音がしても動かない、目を開けないという状態だったので
そっとしておくのが一番なのかと、ニンゲンはリオンのいる部屋から出て
いっぴきにさせておきました。

退院後1日だけは、そばにいて様子を見るつもりでしたから
今日はあらかじめ休暇を取っておきました。

今朝になって、歩く元気も出てきました。

お昼頃には、窓のところに置いてある新しいベッドで横になり
外を眺めていました。
せっかくここまで元気になったのだからと
エリザベスカラーを後ろからそっと外しました。
威嚇されるかと思いましたが、されるがままになっていてくれました。
ということはまだ怯えきっている証拠だと思い
夕方までそっとしておきました。

その後、怯えの様子は変わりませんでしたが
ごはんも少し食べたし、おしっこの様子もいつもどおりです。

あとはゆっくり回復して、先週の土曜の朝のリオンに戻ってほしい。
ごはんまだ?と声をかけてほしい。
何してるの?と、私たちのいる隣りの部屋を覗きに来てほしいです。




前回書いたように、GPTの数値もお腹の傷があることでの
手術の中止も、獣医師の絶対の判断ではないことは理解しています。
いろんな症状があれば、それを判断する獣医師もさまざまですから
「こうしなければいけない」「こうあるべき」というのが存在しないのは理解できます。

ですが、今回の獣医師の判断について
釈然としないものを感じたのも事実です。


今、私は、リオンの避妊が済んでわが家の環境に慣れたら
エサやりを本格的に開始したい野良ちゃんたちがいます。
(もしかしたら、地域ネコさんでごはんはもらっているかもしれませんが・・・今、調べている最中です。)

もし、その子達を迎えることになったら
リオンと同じ手順を踏むことになるので
今回のことを繰り返すわけには行きません。

ですから、昨日・今日とセカンド・オピニオンの意見を伺いました。
リオンが野良ちゃん時代に住んでいた場所の地域ネコNPOの方にも
野良ちゃんを手術していく背景を伺いました。
次に、ちゃんとまとめて書こうと思います。

【お母様と思しき方へ笑顔で返事できなかったこと】
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by lyon-sion | 2007-04-04 01:13 | リオンの日々 | Trackback | Comments(2)