元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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" Sion "

ちょうど1年前の今日、30度近い残暑の太陽に照らされていた野良ちゃんに出会いました。

夥しい量の血の海の中で、その子は倒れていました。

茫然と立ち尽くしてしまった私の横を、たくさんの人が通り過ぎました。

いえ、数年前の私も、その中の一人だったのです。

縁あって、大きくなるカメさんと暮らし、いろいろなサイトを拝見し
そこでネコさんが受けている世の不遇を知りました。

家なきネコは「野良猫」

そう境目を作ってしまう世に、小さな憤りを感じました。

ニンゲンだって、厳しい世の中になれば
なんだってして生きていくでしょう。

そして、ニンゲン以外の生き物からいろいろなモノを奪い、生きながらえてきたのなら、その代償に手を差し伸べることをなぜ許せないのか。

「所詮、ネコなんだから」そういう人達。

ではあなたも、「所詮、ニンゲンでしょ?」

そう言い換えることは、この世では受け入れられないことも知っているのですが、そのあからさまな差別意識がたまりませんでした。


そんな時に、私の目の前であの子は倒れていました。

血の渇き方から、深夜から明け方にかけて車に轢かれたようでした。

そこから私が通りかかった13:00まで、その子はそこにいて、きっとたくさん通り過ぎる人を見ていたのでしょう。

ダンボールに入れて連れ帰り、ただ泣いてやることしか私にはできなかったけれど、私の勝手な言い分をあの子に聞いてもらえるのならばでしたが、次に生まれてくるときは、絶対にうちにおいでと、どんな出会い方でもいいから、必ずうちに、私のところに辿り着いてほしいと伝えました。

そして来て下さった霊園の方に、白い紙の棺へ入れてもらうため
あの子が入った段ボールを差し出しました。

私は、実家の動物の死に立ち会ったことはあったけれど
火葬まで見送ったことはありません。

ですから、その霊園の方がわざわざ付けていた白い手袋を外し
素手であの子を棺へ移し替えてくれたときは、泣きながら頭を下げました。

霊園の方には、電話した時点で野良ちゃんであることは伝えていました。
本来であれば、火葬料、供養、卒塔婆など個別に費用がかかるそうなのですが、さすがにそこまで持ち合わせもなく、火葬だけお願いしました。

それからしばらくして、霊園から電話があって
野良ちゃんを有料で見送ったからか、私の泣き方も酷かったことも手伝ったそうで、無料で卒塔婆を作り、合同慰霊祭で弔ってくださるとのことでした。

「だから、急だけれど名前をつけてあげてください」
そう言っていただきました。

私はその申し出を有難く受けさせていただくことにし、一晩時間をもらいました。

調べながら、その時の私の感情に合った花言葉を見つけました。

君を忘れない。

それが、「紫苑-sion」という花の言葉でした。

シオンの死は、これから私が関わっていく動物すべてのことにつながっていくと思いました。
だから、一生、あの日を、シオンを忘れない。
そう思いました。



火葬が終わって、納骨の日に私はシオンと再会しました。
祭壇に小さな姿になったシオンと「紫苑ちゃん」と書かれた卒塔婆がありました。

焼香をした後、慰霊塔にほかの動物さんたちと
一緒に葬られるので、納骨をさせていただけるとのことでした。

遺骨を出していただくと、やっぱり栄養状態がよくなかったようで
骨はボロボロでした。
そのまま納骨してしまおうとも思いましたが、無理をお願いし
歯と爪の一片をいただきました。


あれから、つい、通勤バッグにネコさんのごはんを持って歩くようになりました。
そして、もし、ごはんをあげることができ、怯えないでいてくれそうなら、お迎えしようと思いました。そこにシオンの影を追っていたことは否めないのですが。

ただ、無責任にごはんをあげてしまえば、周囲のニンゲンの反感を買うことは理解していましたし、そしてそれは、ネコを排除する動きにつながり、善意のつもりが結果としてネコさんを追い詰めてしまいます。

でも、いざという時にうまく事は運ばないもので
リオンに出会ったときは、休日の夜でごはんは持っていませんでした・・・




あれから1年が過ぎましたが、あの日の私は
今こうしてリオンと局長というネコさんたちと暮らしていることすら想像していませんでした。
でも、きっとシオンが結んでくれた縁だと、そう思っています。

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今日、シオンの1周忌でお墓参りに行ってきました。
ひどく寒くて、雨がしとしと降っていました。
シオンのための涙雨のような気がしました。

でも、去年のあの日のようには泣けませんでした。
リオンがいてくれるからです。

"From Lyon to Sion"

リオンから天国のシオンへ。
幸せに暮らしているといつか伝えてもらうためにつけました。
その名に恥じないように、一緒に暮らしていけたらいいなと思っています。
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by lyon-sion | 2007-09-30 23:56 | どうぶつたちのこと | Trackback | Comments(12)

2006/9/30 野良猫の死

駅へ向かう途中、一匹の野良猫が死んでいた。
おそらく轢かれて即死だったのだろう、目はまっすぐ前を向いたままだ。
耳から多量の出血があり、体の周りに広がるように赤黒い液体が滲み出て、死後数時間は経っていたのだろう、乾ききっていた。

死体は轢かれた所からわずか1メートルの道の脇のゴミ集積所に置かれていた。
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動物の死なぞ、ありふれた光景でしかないと思ったけれど
悲しく太陽にその全身を照らされた姿は、ただ、可哀想でしかなかった。

私が足を止めても、見向きもせずに通り過ぎる人たち。
人間ではないひとつの命が尽きた姿は、何の関心も持ってもらう事は出来ないのだろうか。


野良の死体は、清掃局に依頼して、廃棄物として回収される。
それは知っていた。
それはいくらなんでも・・・と思いつつ、何かしてやる術も持たない身ではどうしようもなかった。
集積所の看板に書いてある連絡先へ電話をする。

でも今日は土曜日で休業していた。
仕方なく市役所にもかけてみたけれど、箱に入れ「死体」と書いてその集積所に置いておけば、次回のゴミ回収日に引き取るとのことだった。

何を聞いても、

「回収」「廃棄物」

先方は申し訳ないと言いつつ話してくれたが
もう聞くのが嫌になった。

その時点で、自分で何とかしようと決めた。

家に帰り動物病院に電話をして、火葬してくれる所はないかを聞き
霊園へ電話をした。
すぐに引き取ってくれるとのことだったので
バスタオルと箱を持ち、再び野良猫の所へ向かう。

万一、このネコを少しでも知った人がいて
引き取られている可能性もなくはないとは思ったが
あの血の乾きようから見て、そんな人間はいないとも思った。

バスタオルを体にかぶせ、箱に入れて連れて帰った。
死後硬直した体は、思いのほか重かった。

野良猫だったからどの程度餌を食べられていたかわからない。
きっと生きていれば、そんなことを思う体重ではないはずだ。

でも、生きてきた重みを示すように
ずっしりとした感覚を覚えた。


30分後、依頼した霊園の人が白い紙製の棺を持ってきてくれた。
ダンボール箱から、そっと棺に移し替えて
崩れていない右側の顔を見ながら、「いいお顔ですね」という言葉をもらった。

最後に、もう一度だけ固くなった体に触れて蓋を閉め
今度生まれ変わるときは、幸せになれるよう祈って見送った。


亡骸を見送り、手元に残ったダンボール箱を片付けようとしたら
頭部から流れ出た血が付いていた。
そして、死んでから時間が経っていたにもかかわらず
箱に入れてから、一筋の血が流れていた。

生き物に流れる赤い血。
それには差別も違いも何もない。

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人間の町の片隅で、怯えるように暮らしてきた果ての出来事。

どうか、どうか、まだ救いの残る世界であるならば
あの子に次の巡り来る世界があるのならば
手肢を伸ばし、寒さに凍えることなく、暑さに耐えることなく
常に喉を潤し、空腹に耐えることなく、怯え隠れることなく
穏やかな時を与えて欲しい。
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by lyon-sion | 2007-09-30 00:40 | どうぶつたちのこと | Trackback | Comments(5)

ぷにぷに

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局長専用特別まくら。

いつもは逆で、リオン専用特別まくら役なのに(笑)
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by lyon-sion | 2007-09-30 00:32 | ふたネコさん(局長とリオン) | Trackback | Comments(0)

局長通院メモ20070929

病院へ着いたら、待合室はあふれんばかりの人。
7~8坪の広さに、20人はいた。

20組待ち?なんて思ってたら、どうも一家総出で動物の診察に来ていた人が半数だったようだ。
それでも40分ほど待って、やっと診察に漕ぎつける。

今回は、
 ・体重が200g増加している
 ・目の中がきれい
 ・固形うんちと下痢が半々。
 (固形を出してそのあと水様便になってしまう)だけど、固形がちゃんと出ているならプレドニン(ステロイド)効いている。
 ・耳の中も汚れていないので、今回も洗浄ナシ。

ということで、薬の増量は必要なしになった。
食餌も、ウォルサムもアイムスもワイソングも全滅なので
銀のスプーンを少しあげていることを報告しておいた。


診察が終わって薬を待つ間、局長はいつものように
「早く帰ろ~」と大騒ぎをする。
いつもなら、待合室の中の反応は薄いのだけど
どうも今日はネコさんが好きな人が多かったようで
しきりに話しかけられる。

「かわいいわね~」

なんて言われ続けて、私も「そうですか~」なんて
愛想よくしていたんだけど
その後、一様に同じことを言われる。

「スコティッシュさん?」

あぁ、そこが「かわいい」ポイントなのかとやっと理解した。

なので「いえ、耳血腫の後で耳が縮んで・・・」と言うと
あぁ、なるほどねと会話は終了する。

いや、里親募集の写真を初めて見た時に、私だって
「スコさんですかっ?」
と、思ったけどさ(笑)
まぁ、パッと見のことなんで、そんなもんなのかな。


今日は冷え込んだことと、局長自身が病院へ行くまで爆睡してたので
トイレに行かないまま病院へ連れて行ってしまい
あげく待ち時間も長くて、帰りの車の中でうんちを・・・
キャリーの中のペットシーツにだけしてくれたのと
家に着く直前だったので、惨事は免れた(笑)

でも、局長なりにガマンできない分だけ出して
あとは溜めててくれたらしくて、帰宅してキャリーを開けたら即トイレ。
いや、ほんとお疲れさん;;


帰って来て、よっぽど疲れたようで
人間ベッドの上で横になっていた。
相方がそれを見て、ふとんを掛けたらすーっと寝てしまった。
写真は、その時の「おふとんネコ」さんの様子。
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【局長体調メモ20070929】
今日は1日ゆるゆる。明日に期待。
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by lyon-sion | 2007-09-30 00:14 | 局長通院メモ(過去) | Trackback | Comments(0)

またたびふたたび

またたび入り・・・ではなくて、キャットニップ入りの人参を
いつもどおりあぐあぐする局長。

でも、キャットニップでは
うはうは状態が薄いらしくて、すぐに普通に戻ってしまった。

でも、名残惜しいようだったので
うちにあったまたたび粉を少しだけ振りかけて預けたら・・・・・

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ひとしきりゴロンゴロンして
窓に向ってベッドに座り、夜風に当たり、ため息をつく局長(笑)

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by lyon-sion | 2007-09-29 14:30 | 局長の日々 | Trackback | Comments(0)

匍匐前進

ベッドからズリズリ・・・
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ホフク前進でいざ!リオンを驚かし作戦ですか???
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「ふぅ」
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眩しくないとこ、探してただけか(笑)

ただの横着モノだった;;


【局長体調メモ20070927】
昨夜の「銀のスプーン」食は、余程満足だったらしく
今朝のウォルサムpHコントロールパウチは出してすぐ完食。
うんちは、今日は固形が出てくれなかった。
おなかの動きがほとんど無かったので
マッサージして少し回復。
今日は妙に甘えたさん。
ついでにリオンは、いつもよりも局長に甘えたさん。
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by lyon-sion | 2007-09-28 00:23 | 局長の日々 | Trackback | Comments(0)

たぬき

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ぽんっ!





【局長体調メモ20070907-0926】
ステロイドが効いているのか、しっかりしたうんちを出す。
でも、そのあとは決まって水様便・・・を繰り返している。

うんちが硬くなっていいかといえば、手放しで喜べないこともある。
局長の「通常」は下痢なので、ステロイドでうんちがしっかりすると
いつもより気張るので、肛門の内側が裂傷になる。
でも、消化器官の炎症が沈静化するほうが大事なので、やむなし。
おしりナップで肛門を軽くグリグリ押さえながら拭くと、うるおい成分が付着するおかげで拭く痛みが軽減されるようだ。

8月後半からウォルサムのpHコントロールパウチを
よく食べてくれていたけれど
また飽きちゃったので、市販の「銀のスプーン」をあげてみたら喜んで食べていた。
食餌を変えることで、下痢を悪化させることもあると指導を受けてはいるけれど、食べないことで、これ以上体重の減少を招くほうが危険だと思う。

現状として、自力で普通のうんちにすることはできないから服薬しているのだし、何より胃腸薬を飲まないと嘔吐もひどいので、まず食べて胃の中を極度の酸性にしたままにしないようにしたいと思う。

銀のスプーンはドライフードだけど
口腔内の炎症もほぼ治まっているし、
小粒なので、歯茎に当たっても痛みはなさそう。

ただ、やっぱり療養食と比較すると、嗜好品であるかのような
あまったるい匂いが気にならなくもない。
味も濃さそうなので、念のため尿検査を再開することにする。
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by lyon-sion | 2007-09-27 01:00 | 局長の日々 | Trackback | Comments(0)

忘れもの

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ちろっと、しまい忘れたまま爆睡(笑)
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by lyon-sion | 2007-09-26 00:08 | リオンの日々 | Trackback | Comments(2)

局長通院メモ20070915

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結局下痢は治まらず。

小腸細胞に変性がある、という診断だけど
初めて確定診断(*)を院長は出した。

もうかれこれ下痢と闘い4ヶ月半がすぎようとしている。
だから、変性が確定されようとも、もう何の感情も湧かない。

自分で調べすぎたからかな。

プレドニゾロン(ステロイド)の皮下注射を3日間投与して、数日は効果を現したので
今回からは、プレドニン(ステロイド錠剤)を半かけ、毎日飲むことになった。

注射よりは効き目が弱い錠剤なので
飲んでぐったりすることも少ない。

一時的であれ、炎症が沈静化して体がラクになるのであれば
飲ませるしかないのだけれど
アノレキシノンでみたように、いずれ効かなくなるのは頭に入れておかなければいけない。ステロイド投与は治療ではない。免疫抑制しかできない。
そうなった時に、打てる手があるのかといえば、
もうわからないとしかいいようがない。

ステロイドというのは、いろいろな疾患に使われるのだけれど
局長の場合は、変性細胞の増殖を抑えることにある。

免疫抑制に限った効果は、
 ・細胞活動を抑え、それにともなった炎症を鎮める
ということにある。

だけど、これを得るために起こる副作用は、
 ・変性細胞そのものをピンポイントで抑えるわけではなく、細胞そのものの活動を抑える。
 ・これにより、免疫低下、体力低下が起こり二次感染症に罹患しやすくなる。

(そのメカニズムについては、また別途・・・)


ステロイドは、炎症・疾患に対して適度に使うなら、ほぼ問題はなく
特別怖がる必要のないものだ。
人間だって、かゆみ止めからガン、膠原病まで幅広く使われている。

だけど、変性細胞が消えてなくなるわけではない状況から
継続使用は避けられないので
副作用を頭に入れたケアが必要なのだと思う。



(*)確定診断
ここでいう確定診断とは、院長がそう最終判断を下したというものであって、バイオプシー(生体から病変細胞を採取すること)を行ったわけではありません。
ですから、院長の診察実績によりのみ導き出されたものです。

大きい病院へ行ってバイオプシーを行い、本当の確定診断を出してから
投薬治療を行うのが望ましくはありますが、現在、ステロイドで下痢が治まる日も多くあること、また、体力が回復している状態でないことを踏まえると、これ以上の通院ストレスはかけられないと思っています。

ただ、先日、院長が不在の時に、その病院の次席獣医と思しき方に診察をしてもらったところ、院長の診察とは少し違うニュアンスの診断をされました。
簡単に言ってしまうと、世の中で普通に行われている診断です。
それにより、世の文献にあるような診察・診断ではなく院長自身の診察実績が、局長の診断にも多分に表れていることを強く認識しました。
(当然と言えばそうなのですが^^;)

ですから、最新医学を受けさせることが最善であるのではないかと、心の片隅で思いながらも、触診メインの院長の診察に歯がゆいものを感じつつですが、賭けてみたいと思います。
局長の命を、そういう捉え方で見るのは、決していいこととも思えませんが、局長と私、双方の現状では一番の拠り所であるのは確かなので
しばらくはこの状態を続けていこうと思っています。

これからも、納得のいくことばかりではないことを承知しながらも
局長にとっての最善とはなにか模索していくのですが
今が、徒労で終わることのないよう、それだけを考えていこうと思います。
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by lyon-sion | 2007-09-23 10:48 | 局長通院メモ(過去) | Trackback | Comments(0)

局長の様子

【局長体調メモ20060902-0906】

嘔吐がまた増えたし、うんちも相変わらず。
2日前に、3cmだけ、リオンみたいな固形のうんちを出した。
でも、すぐにゆるゆるに戻っちゃったけど。

それでも局長は元気。

お腹のハリも治まってるし
この調子で過ごしてくれればいいな。

今日はものすごい台風で湿気もひどいけど
ノビしながら就寝。
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by lyon-sion | 2007-09-07 00:36 | 局長の日々 | Trackback | Comments(2)