元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
カレンダー

<   2007年 10月 ( 15 )   > この月の画像一覧

ほかほか

f0114416_0401034.jpg


ずっと一緒でほっかほか。

でも、私のまくらの上・・・・・
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-29 00:42 | ふたネコさん(局長とリオン)

結果論

いつものC病院に検便の結果を私一人で聞きに行って来た。
おそらくもう・・・と思いながら、台風の中バスに乗った。

受付で、検便の結果と今後について聞きたいと告げ、順番を待った。

名前を呼ばれ診察室に入り、「それで・・・」と切り出されたので
検便の結果を聞く。

「消化酵素がうまく出ていない、だから下痢は治まらないんだろう。」


そうですか、では膵炎の可能性は?と聞こうとしたけれど
それで体調は、と話を進められたので、黙ることにした。

局長のことについては、先週の注射から下痢がひどくなったこと
悪臭(酸っぱい臭い)になったこと
だからステロイドを中止して、ほかの薬だけにしたら回復したことを伝えた。

院長の返答はひとつ。

「それでよくなったのなら、それで続けてみることだね。
どっちにしろ、また下痢はぶり返すだろうけど。」

そして、診察台越しに話していた場所から出て
私を退室させようとドアを開けた。

これでもう来なくていいんだな、と思いながら
私はもうひとつのことを聞いた。

「では、もう(再)検査はしないんですね?」

院長は即座に「ない」
しないです、ではなく、ないとひとこと。
それでドアは閉まった。


検査代はすでに前回支払済みだったので、
今回は料金はかからないはずと思いつつ
このまま来なくなることを考えると、後で何か言われても困るので
検査結果を聞いた正味2分の診療代の精算を待っていた。

すぐに名前を呼ばれ、「診察代はいい(要らない)そうです」と
ほかの獣医に言われる。
奥には院長の姿が見えていたけれど、決してこちらを向くことはなかった。

費用は要らないときちんと告げられたので帰宅する。
帰り道、急激に悪化したC病院との関係を振り返った。

おそらく院長は、治癒の見込みがないことと
私が「勝手に」ステロイドを中止し、一時的にでも回復したことが不服だったのではないか。
だから匙を投げたか。


開業医ともなれば、その中では「自分が法律」
誰一人、その姿勢が偏ろうとも、正すことなんてないのかもしれない。
常に立場は、獣医が上、患者が下だった。
旧態依然としているかのような主従関係の感は否めなかったけど
すでにC病院がセカンド・オピニオンだったこともあって
不安に思うことがあっても、自分の中で飲み込んできた。

専門知識がない以上、獣医師の診断に疑問すら持つことができない。
この半年、FIPに関するものなら何でも読んではみたものの
それは、その文献だけの知識であって、そこに登場する薬剤については、FIPの様々な合併症の一部への薬効しか記されてはいないのだから、それしかわからないままだ。
文献内容以外にも、様々な疾患への有効作用があるはずなのだけれど
そこまでフォローすることは私にはできなかった。
薬学の基礎も何もないし、化学を理解するアタマがない私のことなので、当然の話なのだけれど。

だから、情けない話ではあるが、ブツブツグチグチと原因不明の下痢について解釈を述べていた局長の前のかかりつけだったのR病院に比べ、断定的にFIP治療に入ったC病院には、当初、「やっとここまで進めた!」と喜んだ。
特にステロイド治療が始まるまでは、希望すら持っていた。
これで治るかもしれない、いや、治らなくても現状よりは上向くはずと信じることにしていた。

いつも診察が終わって帰宅すると、文献を読み返したり調べたりして検証した。
不思議と合致するものがなかった。
もしあったのだとしたら、逆にもっと不安な日々を送っていたと思う。
なぜなら、文献というものは、治療・治験したものに、必ず結果が記されているからだ。
そこにはほぼ全てに、「死亡・殺処分」の文字が並んでいる。

(*治験後の動物は解剖のため殺処分されます)

だから余計に、文献と違う診断・投薬処方が安心をもらっていたことになっていた気がする。
薬を増やすたびに、はじめの数週間は良い結果が出た。
そのあたりは局長の体も安定していたのだけど、効果が収束してしまうのも早かった。FIPであるならば、仕方ないことなのかもしれないが。

結局、安心していたのは私自身だけであって
局長はそうではなかったのだから、これは飼主である私の失態だ。
それだけは、局長に詫びたい。



C病院に行く前に、ほかの病院を探していた。
いずれは大学病院へ行くことになったとしても
ある程度の検査が済んだら、地元の動物病院へ転院するほうが負担は減らせる。
その受け皿になってくれる病院を探さなくてはいけない。

保険として2軒にこれまでの経緯を説明して、
私の望む治療を行ってもらえるのか電話で尋ねることにした。

1軒目は、野良ちゃんだったリオンの健康診断をしてくれた先生。
この先生はとにかく細部まで説明してくれるので、いずれ前に住んでいた町に戻るときが来たら、かかりつけにするつもりでいた。
でも、診察中だったので、リオンをいずれ健康診断に連れて行くと受付の方に伝え電話を切った。

そして2軒目。
いつもバスから眺めていた病院。
HPも持っていないので、半ば賭けのつもりで電話をしてみたところ
受付のAHT(Animal health technician)さんは、私の話を聞いて
対応できるとの回答をくれた。
ただ、最終判断は獣医師なので、とにかく現状を直接話すことにした。

C病院で検便の結果を聞き、そのあとN動物病院へ向かう。
台風だというのに患畜さんが多く、洗濯ネットに入れられた状態ではあったけれど、毛布で大事そうに包まれて診察に来ているネコさんの姿があった。

C病院では、ネコをただ抱っこしてくる人も少なくなかった。
犬も同様で、大きな犬はともかく小さな犬では、待合室でリードを放して談笑している飼い主の姿をたくさん見てきた。

そのたび、私と局長は受付に「外で待ってます」と告げ
呼ばれるまでの数十分、日陰で過ごしてきた。
(かわいい犬も多かったのも事実だけれど)

夏はまだ良かったけれど、真冬にそれでは困ると本当に感じていたので
ネットやキャリーへ入れて連れてくることを原則としている貼り紙を大きく掲示しているこの病院の姿勢は、とても感じ良く映った。

ほぼ似たような広さの待合室なのに、指導の仕方ひとつで
飼主はそれに準ずるものだという、見本のような気がした。

たったひとりの獣医師は、一通りの治療経過と投薬状況、
そして私の最大の望みである、「推測で治療をしないでほしい、検査結果という根拠のあるもので診断をしてほしい」ということに理解を示してくれた。

ただ、私がステロイドを中止したことには、こう言っていた。
「よくやめましたね、獣医は(投薬を継続している)薬はなかなかやめられないものなんですよ」

多少なりとも効果が表れている薬剤を止めた時の保証ができないということなのだろう。
その場合は、十分に説明を受け、話し合えばいいと思う。
効くはずだからと、明らかにぐったりしているネコに投薬するには危険が大きいのだから。
リスクも承知しているつもりはある。
獣医も口にした。
年齢不詳だけど老齢とみられるのなら、そう長くはないかもしれないと。
だから投薬状況を変えて、体調に変化をもたらすこともリスクにはなる。

でも、想像も本当はしたくはないけれど、10才かもしれない、15歳かもしれないとなれば、FIPより寿命が先に来ることだってあるかもしれない。
だったら尚更、薬だけで苦しませない方法も探ってほしいとお願いした。

後の患畜さんが詰まっているので、とにかく明日、本当にFIPなのかどうか、また膵炎が疑われるという診断状況には、幾ばくかの疑問が残るとした上で
現状把握に必要な検査を一通り行うことを約束し、診察室を出ることにした。
席を立つとき、「よく半年頑張ってきましたね」と
初めて獣医師から労いの言葉を受けた。

初対面の優しさに騙されてはいけない、獣医師と一緒になって治療し、そのやり方をしっかり勉強させてもらって一生懸命やってくれるのか知っていかなければいけない。
理解を示してくれると、つい信用しそうになってしまうというのは、C病院で経験したことだ。

そう思いながらも、一連の治療・闘病経過を話した後に
診察する側の人間から言われたことで
いままでやってきたことは、少なくとも間違いではなかったのかもしれないなと思えた。


FIPを治療・緩和する方法を模索・・・と、平気でブログでも書いてきたけれど
それは動物にとって苦痛を伴うことが多いことなのだと思った。
人間としては、状況を把握した上で、「良い方向に向かわせるための策」として行っているのだが、動物はそうは感じない。

これがリオンという若いネコさんであれば、やっていることは今よりも違ったと思う。
若いネコの免疫は、FIPVすら活性化するのだから、猶予がない。
即座に命にかかわるのだから、対症療法はもっと過酷にしてしまっていたかもしれない。
だけれど、老齢のネコである局長は、もし本当にFIPなのであれば
その進行が遅いと言える。
それとうまく付き合っていけるなんて、まったく思えなくなっているのだが
やっぱり、うまく付き合う道を探しなおそうと思う。

だから獣医師には伝えてある。

もう下痢の完治は目指さない。
下痢を起こしている状況には、もう体が慣れてしまっていると思う。
内臓に炎症があることは間違いないけれど
それを抑えたら、元気もなくなってしまう。
それならば、苦しくないやり方で、体調管理をし、なるべく元気で日常を過ごせるようにしてほしい。

お漏らししても、ベッドシーツも毎日手洗いしていく気持ちになった。
それだけでも、私にとっては収穫かもしれない。
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-28 02:01 | 局長通院メモ(過去)
はじめまして。このブログにお越しくださいましてありがとうございます。

このブログはFIPと診断を受け、長期の下痢を治療しているネコのことを書いています。
私が書いているFIPの病理については、必ずしも診察を受けている獣医からの情報ばかりではなく、FIP、ネコの慢性の下痢、肝臓疾患、膵臓疾患の文献からのこともあります。
また、細胞レベル(主にIL(インターロイキン)1.4.6)やウィルスについては、身内に重度免疫疾患の患者がいるため、その治療法や投薬について当人から聞いた情報も含めていることがあるので、ネコでの臨床実績があるものばかりではありません。
(*FIPに関する文献で、IL-4というアレルギー反応に深くかかわるものについては私個人は見つけたことはありません。またIL-4産生物質に対する投薬効果については、人間の免疫疾患上での患者自身の感想としての話です)

長期にわたって投薬治療をしており、あまり効果もないのが現状ですが、FIP抑制の可能性を調べたり、ネコの元気消失をなるべく起こさないように出来るよう、内臓機能低下を止めるための方法を模索しています。
また、私自身の考えや感情も多く書いているので、現在進行形のFIP治療の話としては不十分であることをご了承ください。
そのうえで、「こういうこともあるのか」というようにお読み頂けると幸いです。

2007/10/27 ままむんば
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-27 19:49 | ごあいさつ

経過

ステロイド投薬中止5日目。
下痢のすっぱい臭いは収まった。
水様便も収まった。

今日になって、元気も回復してきた。
おそらく抑えられていた免疫も通常の状態に戻ったということなのだろうな。

もし、膵炎であるならば
処方薬にステロイドというのも選択肢に入るのだけど
最初しか効かず、以後下降線を辿っているので、微妙なところだと思う。

FIP、肝機能低下、IBDの否定、膵炎の疑い、小腸細胞変性。
これが院長との会話の中で出た病名だ。
可能性を潰すたび、もっと次を探した方がいいのではという思いを抱えた状態だった。


局長を抗生剤漬けにしている理由を
院長は私に明確には話してくれなかったが
日曜に診察した若い獣医師はこう言っていた。

可能性があるから投薬し続けるのだと。
どの薬も最初だけは効いている。
だから今までの処方薬をすべて続けて経過を見ているのだと。

それは詭弁ではないのか。
だったらアレルギー抗原の特定をするように
ひとつずつ効果を確認すべきじゃないのか。
そういうトライアル投薬なら仕方がないと納得ができる。
FIPの症状緩和剤の数が少ないことは理解している。
ならば、可能性を検証するための投薬も仕方ないと思う。


若い獣医師の話を聞いて、思ってしまった。
きっとこの局長へのトライアル投薬は、いつかFIPで苦しむかもしれないネコちゃんたちには生かされないなと。
これだけの数の投薬をし、その複合作用のデータなど取ってはいないのだから。
きっとこの病院のカルテの中で眠ってしまうんだろう。
そして、次に訪れた苦しむ子の容態に合わせ
同じように処方していくのではないのか。

局長の苦しみを無駄にはされたくない。
臨床データは、眠らせるものではなくて生かされるべきものだ。


でも、若い獣医師には感謝している。
心のどこかで、局長の看病疲れを感じていたのも事実だった。
寛解というゴールが、いつも局長と私の前から逃げていく。
だけど、思いがけず複雑な気持ちを味わったことで
がんばって生きてる局長と、もっと闘わなきゃいけないと思い直せた。


【局長体調メモ20071025】
肛門周りが爛れかけたので、またお風呂へ。
ドライヤーで乾かしてから、ハゲ気味のお尻にベビーパウダー(シッカロール)をかけたら、ジクジクがとりあえず収まった。

シッカロールの主成分は「タルク」という原料。
タルクはケイ酸の1種で、土壌に含まれるものだ。
(正確に言うと、土壌の深いところに堆積した粘土に含まれている)
土壌の深部から流出して表面に出てくることもあるそうで、土をなめるのとそう変わらないらしい。
なので、シッカロールをつけた後にお尻を気にしてネコさんが舐めても大量摂取しない限り大丈夫だそうだ。
ネコさんが下痢になってお尻が乾いてくれないときや部分かぶれなどの時には、お勧めです。
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-26 02:15 | 局長の日々

悪者

月曜に急に局長の具合が悪くなった。
下痢が止まらない。
トイレに歩いて行くまでにポタポタ漏れてしまう。

ニンゲンのベッドでずっと過ごしているので
ベッドシーツは換えてもすぐ下痢のシミだらけになる。

花粉症と風邪とで会社を早退してきた相方から、そう16:00頃連絡があった。
だから病院に連れて行ったほうがいいのかと。

会社が終わって、18:00にもう一度相方に様子を確認したら
少し落ち着いて来たという。
だけど、とにかくお尻がデロデロなので、
下肢だけお風呂に入れたそうだ。
だから、その時点では具合が悪いというよりも
お風呂に入れられてへこんでるという様子に近かったらしい。
冷えてしまったかもしれないとも言っていた。


それを聞いてからC病院に電話して相談した。
院長は診察中で電話に出られないとのことで日曜に診察した医師が出た。

連れてきた方がいいかもしれない、との当然ながらの答え。
私は会社を出たばかりだったので、相方が連れて行くには行けることを話す。

「だけど、行ってもプレドニゾロン注射ですよね?」というと
プレドニンを毎日経口投与しているから
下痢止めの注射を打つことになると言う。

それで決めた。





とりあえず、今は落ち着いているので
また通院で具合がおかしくなっても困るので、今晩は様子を見る。
明日になっても体調が回復しないなら連れて行くと伝えた。
でも連れてきた方が・・・と言うので
「局長にとっての悪者は私一人の状態にしたい」と話した。

投薬も眼薬も爛れかけで痛いお尻を拭くのも全部私。
寝るとき以外は、私が近付くと逃げることもある。
ならば、家の中での局長の味方は、相方しかいない。
調子の悪そうな状態で、また嫌な通院、注射となったら
相方も「嫌なことをするひと」となって、頼れる存在がいなくなってしまう。

獣医は半ば納得したような、諦めたようなトーンで
「でも本当に下痢が止まらなかったら連れて来て下さい」と言い
わかりましたと返事をして電話を切った。


家に帰って、相方にこのことを話し、局長の様子を聞く。

その中で、私は朝のうち、相方は夕方帰宅して
同じことに気づいていたことがわかった。

局長の下痢の臭いが変わったということ。
酸っぱい臭いを初めて嗅いだ。

前日に目の治療に行ってから初めて排泄したのは
当日の夜。
このとき、下痢が水様便に変わった。
そして、翌日の早朝、私はその酸っぱい変な臭いで目が覚めた。

原因が薬剤の過剰投与なのか、通院ストレスなのか
あの染みた注射(トラネキサム酸)なのか、お風呂上りの冷えかはわからない。

でも、とりあえず通院を境に悪化していったのは確かだった。
通院だけなら、今までこうはなっていなかった。
冷えも、暖房を避けて、より寒い押入れに入って行くほどだったので、ちょっとだけ疑問に思う。






だから、昨日は眼薬だけにして投薬を止めた。
ステロイドを切らすということは、してはいけないことかもしれないけど、止めた。

今朝はと夜、下痢を排泄してる時にいきむと、嘔吐まで起こし
止まるまで体を揺すり続けることになってしまうから、トイレを出られなくなる。
だから、嘔吐止めのアノレキシノンとトランコロンだけ飲ませた。

病院も今週末の定期通院まで行かないことにした。

そして、もし、これ以上の投薬・注射を続けるという判断を下すのなら
転院しようと思う。

特に注射は、ビクタスは打っても体調に変化はまったくなく
爛れも収まったし、何より注射した実績もあった。
トラネキサム酸の注射は、院長の判断ではなく
ほかの獣医師だけの判断だったので、それも大丈夫だったのか聞くことにしようと思う。

院長は、前回の定期通院時に、膵臓疾患の疑いを口にした。
ならば、もう疑いではなく検査してはっきりさせようと思う。
どちらにしろ、今の病院では精密検査をする設備が足りないし
膵臓検査と言うとリパーゼやアミラーゼなどの消化酵素の活性を調べることになる。
それをかなりの精度で測定出来る設備があるのは、日本では大学病院だけらしい。


皮肉なことに、ステロイドを止めて2日、
下痢は変わらないけど、水様便が止まった。
悪者になった甲斐があったのかなかったのか、それがわかる日が来る。
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-24 01:26 | 局長の日々

局長通院メモ20071021

目の診察をするために、臨時で病院へ。

院長はお休みだったので、次席獣医かと思いきや
そのまた下の獣医さんに診てもらうことになった。

初対面だったので、いろいろと説明しながら
現在の診療方針についても探りをいれる。

どうも院長だと、抱えてる患ネコさんが多いので
診察は必要最小限の会話になることも多い。
仕方ないと思いつつも、カルテから読み取れる範囲で聞いてみた。

聞いて・・・気づいたことがあった。
通院半年になる局長のカルテは枚数が多い。
そこから判断するに、やっぱり状況が好転してないので
その獣医さんからは、結構悲観的な言葉が漏れる。

「ここでダメなら、大学病院を紹介します」

それを初めて言われる。
私にとっては、提携大学の名前が分かったのは収穫だったので
よかったんだけど、まぁ、C病院でもそろそろ手に負えない・・・と
判断するだけの材料がそろい始めたということか。

だけど、動物病院だって商売なので
自分のとこでなんとかなる患ネコさんを放したりはしないだろうから
まだなんとかしようとしてくれているのは分かった。

いろんな意味で、院長不在の状況で、この獣医さんの診察は
私が別の行動を起こす準備を始めるきっかけになったと思う。



定期通院ではないし、触診できる院長もいないので
眼を重点的に診てもらう。
f0114416_1252144.jpg


角膜が白濁しているのは、白内障ではなく
眼球の左隅にできた傷だった。
眼尻に近いので、瞬膜が出っ張りぎみの局長の眼を見ても
見つけられなかった。

おそらくリオンがじゃれて、爪が目に当ったのかもしれない。
傷そのものは腐食を始めてしまっていたので
点眼だけでは効きが遅いので、抗生剤の皮下注射(*)をすることになった。

本当は、下痢の状況からプレドニゾロン(ステロイド)も打ちたいと言っていたけど、すでに抗生剤漬けの現状があるので、細菌感染症を防ぐ意味で、キノロン系の抗菌剤を打つに留まった。

体重は3.4~3.6kg。
診察台が体重計になってるのだけど乗り方で3.4になったり3.6になったりする。
行くたび、その200gで一喜一憂してしまうけど
3.4kgからデジタル表示が動かなかった時に比べれば、悪くはないということか。
(*)
・ビクタス(オルビフロキサシン:抗菌剤)
・トランサミン(トラネキサム酸:線溶亢進抑制剤)

【現在の投薬状況】
<投薬>
 ・エクセラーゼ(消化酵素配合剤)
 ・グルタチオン(強肝剤)
 ・トランコロン(過敏大腸抑制剤)
 ・アノレキシノン(消化器機能異常治療剤)
 ・プレドニン(副腎皮質ステロイド)
<点眼:右目のみ1種>
 ・エリコリ(エリスロマイシン・コリスチン複合点眼薬)
<点眼:左目のみ2種>
 ・タリフロン(ニューキノロン系抗菌剤オフロキサシン・細菌感染治療薬)
 ・タチオン(不溶性蛋白抑制剤グルタチオン・角膜治療薬)
f0114416_1532759.jpg


とりあえず、毎朝点眼する時に、右目と左目が違うのを
寝ぼけて間違わないようにする。

【局長体調メモ20071021】
トランサミンの皮下注射が、予想以上にしみたようで
診察台の上で暴れた。
支えていた私も噛まれる(・・;)
局長は帰宅しても、ヘコんだままだったので
ステロイド投薬は夜に変更した。
なので、今後の投薬順が今までと逆になる。

水様便も続いていて、注射のストレスからかさらに酷くなった。
ビクタスを打っているので、肛門の爛れは起きないけど
デロデロになってしまい、とりあえずおしり洗浄のために、下肢だけシャンプー。
お風呂で大暴れ、ついでに私の肩に乗ってお湯から逃れようとしたので
ジャンプした時に、私の肩に局長の爪が刺さり流血;;
お風呂を出て、ドライヤーで乾かされたら、もっとヘコんでしまったのだけど、相方がなだめてその場は収まる。

そういえば、局長はいつも私がお風呂に入ると
ドアの外で大騒ぎをする。
風呂嫌いの局長は、「風呂は危なくて怖くて大変な所」と思っているのだろう。
んで、そんなところに私が入っていくので、必死に止めてたんだろう(笑)
たぶん、今日また自分が風呂で酷い目(?)に遭ったので
今後もその思いはさらに強まるはす・・・・・(;・∀・)


今日追加された2種の点眼薬は、エリコリのように1日1回というわけにもいかず、深夜になってもう一度差したら、今度は押入れに引きこもってしまった;;
30分位そっとして、最近のお気に入り寝床である私のまくらに乗って就寝。
・・・まくらには、すでにうんちが点々と・・・
カバーの洗濯が間に合わないのと、もういいや的状況のため
まくらは局長に進呈。
たぶん、頭を乗せる部分のへこみにおしりがハマって寝やすいのかも。
とりあえず、まくらを新調しても同じなので、私はまくらナシ就寝に突入;;
そして、局長に刺された肩の傷口は、抗体が集まって戦闘中・・・痛い;;

まぁ・・・今日はいろいろあったけど
院長の言葉を拝借すると、やっぱり、
「これだけ文句言う元気があれば大丈夫だ」(笑)
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-22 02:20 | 局長通院メモ(過去)

臨時通院

本当は来週の土曜が定期通院のはずなんだけど
明日も行くことにした。

臼歯の埋没で瞬膜が押し上げられている右目ではなく
左目がおかしい。

数日前から涙目が多くなったのと、妙にまぶしい仕草をするようになった。
心なしか、角膜が白濁しているような?

白内障なのかな。
・・・と、決めつけちゃいけないんだけど
今もらっている眼薬では対処できないことだけはわかったので
とりあえず診察してもらうことにする。


【局長体調メモ20071020】
ここのところずっと水様便。
それでもたまには、形があるものがでなくもないんだけど、脆い;;
臨時通院すると決めて、検便用のうんちを1回の排泄分まるごと採取した。
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-21 05:34 | 局長の日々

局長体調メモ20071016

【局長体調メモ20071016】
私が風邪(?)で寝込み、今日は会社を休んだので、局長の様子を見ることができた。

・・・と言っても、私は寝てたんで、恒例の「床ガリガリ」(うんちをする前に何故かフローリングをガリガリ掘る行動をしてから排泄する)で起こされるたびに見に行ってただけなんだけど^^;

昨日はそうでもなかったのだけど、今日は嘔吐が結構あった。
中でも、うんちをしながらの嘔吐は、一瞬まずいんじゃないかと思ったのだけど、とりあえず投薬前にそれがでたので、すぐに薬を飲ませ、以後落ち着いた。
ただ、ほんの少しだけ呼吸が荒かったかも。
平常時、20~22回/1分なのが、夕方に一時的に、33回/1分だった。
さすがに倍にならなかったので、病院には行かなかったけど、
もし、これらが合わせてもう一回起きたら、臨時で通院することにする。

うんちは水様便のみ。
食欲あり、排泄時以外は元気な様子。
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-17 01:05 | 局長の日々

飼主♀の勝手な気持ち

調べつくしたつもりが、未だにFIPを調べている。

FIPに罹患したネコさんのママさんたちの
受け取り方は様々で、いろいろ勉強させてもらっている。

私がFIPを調べ始めて、まずぶち当たったのが多分にもれず「絶望」だった。
その種類は2種類。
 ・闘病の末、死亡。
 ・寛解したものの明確な治療法は不明(ネコさんの免疫によるもの?)

有効な治療が出来たのであれば、獣医も飛びつくのは容易に想像できるので、どこかの獣医師会での発表があるだろうから、不明なのは当然といえば当然。

それでも、ステロイドを常用する前までは
かなり楽観というか、老猫さんでもあるわけだから
猶予がまだまだあると思っていた。

免疫活性をしつつ、FIPVまで活性化しない程度のケア

というものを模索しながらやってきた。

それってなに?と思われるかもしれないが、ようはステロイドがやってることをステロイドを使わずにやれないかと思っただけのことだ。

FIPVの増殖についての特徴は、
 ・マクロファージに取り込まれたFIPウィルスが消化されない。
 ・本来であれば、サイトカインが産生され、それに合ったT細胞(リンパ球)に結合してマクロファージを活性化しウィルスを捕食させるのだが、FIPVは捕食されずに増殖していく。

つまり、免疫活性させればFIPVも活性化してしまうわけで
免疫・FIPVもろとも抑制してしまうのがステロイドだ。

なので、安静・適度な食餌・必要以上のサプリメントを投与しないなど
いろいろと調べてきたけれど、現状がそうであるように有効手段はつかめないまま。

マクロファージに捕食されない菌として、人間で有名なのが結核菌。
だけど、これには特効薬とも呼べるリファンピジンやピラマイドがある。
だから、いつかはFIPVにもそれが見つかるはずと信じているのだけど
1882年に結核菌が発見され、1944年に特効薬ができるまで62年かかっている。
FIPVは1966年、まだ41年か。あと21年なんて待てない。

ある人が、自分のネコさんがFIPになって調べつくし
やはり闘病の末死亡したことの記事しかなく、そんなブログは読みたくないと書いていた。
随分、ぐっさりくることを書いてるなと思った。でも、
うちの子は死んじゃったけど、これをやればあなたのネコは助かるかもではなく
これをやってうちの子はいい方向に向かった、
それを探しているのだから、仕方がない。
誰しも、それが本音なのだから。
でも、そういった情報が流れることが、次に苦しむ子たちを救ってくれるかもしれない。



ある人に直接、私の局長に対する姿勢が消極的という意見も頂いたことがあるんだけど、それは自分でもよくわかっている。
漢方に手をつけないことも、そのいい例かもしれない。

だけどね、私が漢方を調べて、まず聞かされたのは
「延命できるよ」

は?闘病もしてないのに延命ですか?
というのが、その時の気持ちだったな。

これがずっと心に残っていて、手をつけなかったのだけど
局長がうちに来て3日目で投薬生活がはじまり
数種類の薬を飲ませているうちに、別の気持ちが起きた。

漢方だって投薬の1種じゃないか。
飲ませる苦痛は一緒。
だけど、どちらを選べと言うのか。


病院にかかっている間は、いわゆる西洋医学の投薬は免れない。
でも、東洋医学に手を出すならば、それを否定するところから始めることになる。

それで日々の体調管理ができるのだろうか。
自分ですべてを管理できないから通院して
小さな変化を見逃さないように診察を受けているはず。

答えはすぐ出た。無理だ。
両方を同時に・・・というのは、もう病院が匙を投げた時だろうなと思う。
そうなる前に、現在の投薬内容に漢方を加えて、
かつ診察もしてくれというのは
獣医師だって、その薬剤作用の責任が持てないだろう。

それをできる病院を探すか。
でも、局長は長時間の通院はできない。

だから、結局これに辿り着く。
自分が局長に対して、いいと思っていることをやろうと。
私自身が、かなり無理をしてなら、できることはやろう。
できないことは、きっと最初からできないんだと。
それで一緒に闘えば、いつか開けてくる道だってあると。


それで、もし、道が開けなくてもさ
大丈夫。局長は、私とおんなじお墓に入るんだから。
一般の墓地には動物は入れちゃいけないんだけど
今は一緒に入れるお墓もあるからさ。ずっと一緒です。



***実験されたネコちゃんたちへ***

FIPに関する様々な文献を読んだ人なら知っていると思う。
数々の文献は、健康体のネコちゃんたちに、FIPVを接種して
得られたものだということを。
その子たちは、FIPで苦しんで死んでいったか、もしくは
人為的に殺され、解剖されていっている。
だからこそ、ある程度の対処法ができている。
ありがとう。ごめんなさい。

どうして、数々の臨床データが生かされないのだろう。
研究者の仮説はかまわないが、それをin vivo(生体内実験)で行うばかりが医学の進歩ではないのではないのか。
Non Clinical Stady(患者<患畜>への臨床試験前に行う実験)の人工的臨床環境(わざとウィルス等を注射して病気の状態を作ること)ではなく、実際に罹患しているものの細胞でのin vitro(試験管内実験)のほうが有効であると考えるのは無謀だろうか。

私には、とある難病指定の免疫疾患を持った親類がいるのだが、
特効薬はまったくなく、処方される薬はいつも試験的投与のものばかりだという。
だから、人体実験である、と言っていた。
結局、現代医学でもそこに辿り着くのだという。
ならば、無益な実験はやめてほしい。
EUの動物愛護に倣うのなら、日本も即座に行うべきだ。
何の罪もない子を、殺す行為に、未来があってなどほしくない。
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-16 04:39 | ネコさんのこと

局長通院メモ20071014

とある方々にFIPの話を聞いてもらったところ
腸内細菌やウィルスの検査はしたのか聞かれる。
その方もFIPウェットとドライ両方ののネコさんを見送ったとのことで
経験談を聞かせていただいたのだが、
FIPではっきりしている症例が下痢だけというのは聞いたことがないという。
しつこい下痢というと
 ・キャンピロバクター
 ・芽胞菌
 ・バクテリア
とのことで、早速家に帰って調べてみた。

これは腸内の常在菌の一部でもあるわけで、
ニンゲンでは食中毒の原因としても広く知られている。
ネコでの症例はあまりなくて、どちらかといえば
わんちゃんでの治療例を多く見つけた。

これを治す薬はテトラサイクリン系の抗生剤。
でもペニシリン系抗生剤は投与したことがある。
それは、局長はまったく効かなかった。
テトラサイクリン系とペニシリン系の抗生剤の
処方目的疾患には、かぶるものがある。
だったら、多少は改善の兆候があってもいいんじゃないか・・・
というのは、素人考えというものか。


検便はうちにお迎えする前にかかっていたR病院で
さんざんやっていて結局何も出なかった。
(正確には、光学顕微鏡で見た限り無かったということ。電子顕微鏡はその病院にはなかったので、トリコモナス等の原虫だと見つからなかった可能性大)
それは私も直接R病院の獣医師から聞いていた。

でもしつこいのもいるからねという話で
そういえば、今のC病院に移ってからは、尿検査ばかりで
検便はしてなかったなと思い、受けることにした。

今朝のうんちを持って行き、その方に聞いた菌が検出できるか聞く。
次席獣医さんが「できるものもあります」との回答。

あぁ、そうだよな、電子顕微鏡なんて
そうそうないんだよね・・・

ともあれ、何かみつかるかもとのことで検査結果を待つことにした。



そして診察。
体重は、3.6kg。もうちょっと増えてるかと思ったけど空振り;;
でも、あれだけ排泄してて体重減がなかったのでいいか。

次に、歯の様子。
右上の埋没した歯の横だと思ってたら、左下の臼歯だった(・・;)

きれいに抜けてたんで、穴の塞がりも早いかと思ってたんだけど
ぽっかりクレーターができていた。
まぁ、歯茎の盛り上がりを待つということで。

で、院長はやっぱり左上の歯石で覆われたの歯を抜くべく
ピンセットでチャレンジ(笑)
グラグラしてるから、うまく引っかかったら抜こうという程度。
食べるために噛む歯も少ないから
何が何でもということではないんだな。

まじまじと口腔内を見てきたけど、やっぱり歯が少ない。
食べるのは、最終的には丸呑みでいいんだろうけど
ヨダレが漏れちゃうんで、いつもいつも気になるらしい。それがかわいそうだなと思う。

そして、お腹の調子を報告。
検便はうんちの量が少なかったんで、次回大量に持って行き
改めて検査をすることになった。
それから、ステロイド・消化機能・肝機能改善薬を常用して
固形うんちが出ても、下痢、それも水様便が多いということは
肝臓以外の臓器機能の低下も懸念材料になってしまうとのこと。
一番考えられるのは、膵臓機能低下もしくはなんらかの疾患とのことだった。

とりあえず、まず検便をして
ステロイド以外の薬の見直しをするかどうか決めることにし
今回は、いつもどおりの5種類の薬をもらって帰宅。

私個人の感想としては、これだけの抗生剤を服用して
下痢がとまっていないので、寄生虫関連の可能性は低いと思う。
なぜなら、あれだけ強いものを服薬、
もしくは注射して結果が得られなかったし
これらの菌は長くて1週間程度で殺菌・抗ウィルス効果が出るものだからだ。

また、テトラサイクリン系やペニシリン系は
長期投与もできない。

そうなると、その他の菌が芽胞を作り、しつこく休眠しつつ生き延びている・・・のだったら、もう余程の精密検査しないと出ないんじゃないだろうか。
だって、芽胞菌の中には、一般検査で検出できないものもあるからだ。

院長は、5種類の処方薬のうち、変えたいものもあるようだけど
とりあえず固形うんちが出ていることで、現状維持が望ましいという。
確かになぁ。下痢だけだもんな。

とりあえず、固形うんちと下痢の両方を連日で採集できたら
その時点で検便だけしにいこう。


【局長体調メモ20071014】
昨日まで下痢で、今朝は少し固形化。
食欲旺盛、元気もあり。
っていうか、毎回通院して院長に言われるのは
診察室でさんざん「にゃーん。うぎゃーん」と大騒ぎする局長に
「それだけ文句いう元気があれば大丈夫だ」
それは、私も同感(笑)
[PR]
by lyon-sion | 2007-10-14 15:45 | 局長通院メモ(過去)