避難場所
2009年 01月 12日
お尻の下には、ペット用ホットカーペットは敷いてあったけど、丸1日動かないことも多かったし、何より人間の寝室の戸を閉めないとトイレもしなかった。
だから人間がいなくなる日中は、トイレも出来なかったのかもしれない。
なぜかトイレをしてると、花たちが集まってくるのだった。
もう花の威嚇は無くなって、鳴き声で話しかけているような様子が増えていた。
だからリオンさえ唸らなければ、ケンカになることもなかった。
怖い。
勢いよく元気よく近寄る存在は、人間であろうとネコであろうと
「襲われる!」という感覚が抜けないのだろう。
荒療治のつもりで、隔離スペースを設けずにきたけれど
朝と夜の2回だけしかトイレの機会がないこと、歩き回るのが少なくなって太り始めたので、避難場所を作り、基本的にはそこで過ごし、時間を区切って外に出すことにした。

低いスチールラックを2個つなげて、周りを網で囲って鍵をつけた。
リオンはこれでやっとトイレを自由にしてくれるようになって一安心。
でも、自分しかいないスペースとは余程居心地のいいものらしく
花たちが寝静まった後でも、鍵を外して開けても出てこない。
それじゃあだめだと、このケージを置いてある居間のドアも閉めてリオンだけにしておくことに。
それでも、朝、真っ先に見に行くと開放してあるケージのベッドで座ったまま。
「もう起きてきたの?楽しい自由時間が終わっちゃうじゃない」といわんばかりの顔。
だったら部屋の中を探検したらと言ってみたが「ふん」と顔を背けてしまった。
まぁそれでも、心穏やかに過ごせるようになっただけましか。
でもいずれは撤去予定。
局長が一緒にいれば、花が近くにいようともなんでもないのだから
ここは局長に姫様の警護でも頼むか。