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元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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いつか野良ちゃんと出会うあなたへ

「リオンとの出会いからお迎えまで」

随分遅筆ではありましたが、リオンと私の出会いからお迎えまでの一部始終を書き終えました。
ずっと読んでくださったみなさまには、ココロから感謝しています。

この前やっと三種混合のワクチンの1回目を打ち、今週末に2回目、そして
その2週間後に避妊手術を受ける予定です。

室内ネコさんだから避妊を急ぐ理由はないはずなのですが
子宮疾患の予防と、もしかしたらまた出会う野良ちゃんを迎えるためにも
リオンの体調が整っていれば、手術を受けることにしました。

普段の生活にも変化が出てきました。
まだまだ、警戒している部分は多く、部屋の隅っこでじっとしているのですが
それならばと、そこにホットマットを敷いたら、すっかりくつろいでいます。

1日2回のごはんも、朝と私が帰宅してすぐ
その隅っこから出てきて、「ごはん」と呼ぶようになりました。

この前も、いつまでも寝ない私に業を煮やして
いつもなら私達が就寝した後にトイレで排泄するのに
目の前でしていました。

少しずつ、少しずつ、
今の生活を嫌々ながらも受け入れてくれているのかもしれません。



私がリオンを見つけたのは、かくんかくんと変な動きで走っているのを見つけたから。
そこには、不憫に思う気持ちがあって、同情から始まったものでした。

でも、毎日ごはんを運び、それを食べている様子を見ていくうち
何よりも懸命に「生きていく」ということを全身で表しているのを感じました。
そこまでさせるものはなんなのだろうと、毎日リオンに会いながら思いました。

別に強くなりたくて生きているわけじゃありませんでした。
そうしないと生きていけないから、野良ちゃんは必死に強くなろうとしているのでした。

いつも無防備な姿でいたい。
でも、世の中がそうさせてはくれません。

動物の世界は厳しいから、というのは野良ちゃんたちには当てはまらないのです。
なぜかというと、ネコは1000年以上も前から、ニンゲンとともに暮らしてきたからです。

ですから今の不遇は、ニンゲンが作り出してきたことになります。

でも、ネコたちは必死に耐えて身を潜め暮らしています。

だけど、それでもなお、ニンゲンは動物達を追い詰めます。

風の当たらない場所をやっと見つけても追い払い
お腹がすいてフラフラだから、ごみ収集所で食べ物を探しても追い払われる。

ただ風が冷たいからそこにいるだけなのに
だって、ニンゲンが食べ物を捨てるから、食べにいっただけなのに。

もし、ネコたちが私達と同じ言葉というものを持っていたのなら
こう言うかもしれません。

捨てたのは誰?
それだけじゃ足りないの?
なんで追い払うの?
そんなに悪いことしたの?
そこにいるだけなのに。
寒いだけなのに。
お腹が空いてるからなのに。





リオンは未だに、私達が近寄ろうとすると
精一杯威嚇します。

こちらとしては、全く怖くはありませんが
それしか、自分を守る術を持っていないのだから
そっとすることにしています。

初めの頃はこの威嚇だけでニンゲンから自身を守ってきたことを
とても不憫に思いました。

そんな生活を数ヶ月もリオンはしてきたのだから
そうしない生活になるまで、同じ位の月日が必要だと思っています。

子ネコだったら・・・少しだけそう思ったことがありました。
子ネコなら、新しい生活にもすんなり入ってこれたかもしれません。

だけれど、リオンは肢を無くしてもなんとか1歳近くまでヒトリで生きてきました。
そこまで成長すれば、世の中の目は、成体のネコならこれからも生きていける、
そう思われてしまうことも多いのだと思います。

でも、そんなこと、ないんですよ。
やっぱり大人のネコだって、守ってくれる場所や存在が欲しいんです。
でも、誰もそうさせてくれないから
強くなれるように生きていくしかないんです。


もし、これを読んでくださっている方がいて
いつかネコと暮らしてみたいと思っていただけるなら
自分の周りで、住宅の隅で体を丸めて淋しく暗い目をしている子を
抱きしめてあげてはもらえないでしょうか。

体が汚れていたって、シャンプーを1回すればぴかぴかになります。
予防接種をして、鈴つきのリボンをしたら、昨日まで野良ちゃんだったなんて
誰も思ったりはしないでしょう。

暗い目をしていたとしても、毎日声をかけ、お世話すれば
笑ってくれるようになります。
一生懸命、あなたを目で追って、自分にとって「あなた」は
どんな存在なのか、確かめようとします。

そして、信頼を得られたのなら
お互いが幸せな関係を築けると思うのです。

だから。
出来たら。
強くがんばって生きている大人のネコでも、
もし、つらそうな顔をしていたら、手を差し伸べてあげてはもらえませんか?
ごはんや暖かい寝床の保証だけでもかまいません。

命を長らえる手助けをしてあげてはもらえませんか?

そうするには、弊害も起きたりするかもしれません。
でも、その弊害の相手は、私達と同じニンゲンです。
ニンゲン同士、言葉と言うコミュニケーションの手段があります。
ネコの気持ちを聞き出すより、はるかに楽なことだと思いませんか?

それでも解決しなかったら、地域NPOさんに相談してもいいし
野良ちゃんを診察している獣医さんを探してもいいと思います。
きっと、親身になって一緒に考えてくださると思います。


「このネコちゃんと暮らしてみよう」


もしそう思ってもらうことが出来たなら
もっとHappyな出来事がたくさん待っているとも思うのですが・・・

いや、「それ」は、保証できますよ♪
by lyon-sion | 2007-02-15 22:38 | リオンとの出会い~お迎え迄