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元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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花たち通院メモ20080607~心構え

花たち通院メモ20080607~心構え_f0114416_1344366.jpg

お腹の仔猫が何匹いるか調べること、FIVについて話し合うために、局長とともに病院へ。

まずはFIVについて。
検査結果表をもらい、改めて確認する。

FelV : 陰性
FIV : 陽性
FcoV : 100未満

先日の電話での話で、なんとなく済んでしまった感はあったけれど
獣医師の「(局長とリオンと隔離しない状態と花の感染の危険度を)受け入れて行くというのであれば・・・」という言葉で、改めて後戻りはできないと思った。

言葉は最後まであったわけじゃない。
あれば・・・で切れた。
それで、獣医師の忠告は十分に理解した。

念のため、今、花はFIVのそのステージに該当するのかを聞いてみたけれど
ここは大学病院ではないので、そこまできちんと区別しないということだった。

とにかく・・・私はこの言葉を何度も書いてきたのだけど
その言葉通り、いずれにせよという選択肢の無さを提示されてきた。

今回も「とにかく」何もできない。
妊娠しているのだから、当然ではあるのだけど
出産後も、症状が出るまでは何もできないししないほうがいい。

ただ、何もできないならそれはそれで、当面は
一生懸命栄養を付けて、局長同様、抗体さんに頑張っていただくしかない。
とにかく無事出産してもらうこと。
これが終わらなければ、何も始まらない。

だからいっぱい食べさせて、とりあえず体力をつけてもらおう。


そんな花の体重は、3.75kg。
350g増えていた。
とりあえずこの1週間は順調だったと思う。


次にエコーで様子を見た。
エコーで見える範囲で、心臓がふたつ、元気に動いていた。
花のお腹のなかで、力強く鼓動を打っていた。

そして、仔猫が何匹かの判別のためにレントゲンへ。

出来あがってきたものを見ると、花のお腹に骨格が4つ映っていた。
仔猫は4匹。
レントゲンを凝視しながら獣医師が発した言葉は、私にとっては他人事に聞こえた。
こう言う時に、何も知らないという知識なし状態は救いかもしれない。
ただ「はぁ、えぇ、そうですか」としか答えられないし、ただただ言われたことを聞くので精いっぱいだから、感情が湧き難いというか、追いつかない。


花のお腹の仔猫の頭の映像が薄い。


今回分かったのはそれだけだ。
朝、レントゲン撮影の準備として、食餌を抜かなければいけないのをすっかり忘れていて、胃腸に食物があったことも影響している。
だけど、そこから外れた仔の影が薄い。

とにかく来週もう一度レントゲンを撮って見てみることになった。


頭の影が薄いとはどういうことなのか、やっぱり理解するまで少し時間がかかった。
素直に考えれば、そのままなのだということなのだけど
それがどういう状態かどうかを想像するに至らず、獣医師の説明を聞く。

奇形があるかもしれない。
もしそうならば、そのまま出産させるか、堕胎をするかを選ばなければいけない。
もちろん出産すらできず、帝王切開になるかもしれないが。

診療時間中に産気づいて危険な状態になったら
獣医師は病院で待機していてくれることになった。
深夜にそうなった場合は、私がなんとかするしかない。
夜間の緊急対応病院は、遠過ぎる。
それでも近所に何件かはあたってみるけれど、緊急時だけ往診してというのは受け付けてもらえない可能性が高い。

奇形が分ったら、病院に預けてみるのも考えておいてと言われる。
飼主である私たちが、それを直視するのはつらいだろうということだった。
私たちの見えないところで、堕胎するということだ。

自力出産で全ての現実を受け止めるか
帝王切開か、それとも4匹すべてダメなのか、どうなるのかはわからないけれど
あとはおかあさんである花の頑張りと、仔猫たちの生命力にかかっている。

知能的に障害が無ければ、肢が無かろうとなんでもいい。
十分生きていけるはずだ。
我が家はリオン対応になってるので、不便も少なくしてやれる。
少々ブサイクさんでもいい。
元気にみゃーと鳴いて欲しい。
そして精いっぱい生きてほしい。

by lyon-sion | 2008-06-09 01:29 | 花たち通院メモ(N病院)