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元・野良ちゃんで肢を無くしたリオンとFIPでも元気に頑張ってる局長の日々。


by lyon-sion
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2007年 01月 07日 ( 1 )

肢が白い。

ということは、あの靴下を履いた黒い猫ちゃんだ。

実は、捕獲準備のときに業者さんに聞かれていた。

「ほかの猫が入っちゃったら、どうしますか?」

ほかの猫とは、まさに白い靴下を履いた黒猫ちゃんと
相方が以前に見つけた茶トラの子猫のことだ。

私がごはんをあげに行ってる時に、現れたことがあるのはこの2匹だけ。
だから、間違って捕獲器に入るとしたら、この2匹しかいないはず。

リオンと一緒に行動しているらしいのだから
たぶん、病気であろうがなんだろうが、同じかもしれない。

それに多頭飼いというものは、出来れば初めからそうなってしまったほうが
後々、私自身が楽になる。
途中で増えると、やっぱり後からきた子のほうへ
どうしても手をかけてやってしまう。


カメさんでの経験しかないけれど、それで大きいほうのカメさんのむんばは
どれだけさびしい思いをしただろう。
いつもごはんを口に入れてくれるのに、最近、ままむんばは小さい子に手がかかって
自分はひとりで食べなきゃいけない。

小さいモグをお世話してる間は、もちろんそんなことは微塵も感じなかったけれど
モグの世話が終わって、食べ終えたむんばの口をティッシュで拭いたとき
鼻を鳴らしながら、私の膝に頭を突っ込んでべったりくっついて
甘えて来たのが忘れられなかった。
それからは、それぞれのカメさんを1日1回は必ず抱き上げ、
私の鼻とカメさんの鼻をこすりつけ、目を見ながら名前を呼び、声をかけることにしている。
今では、むんばもモグも大きくなって持ち上げるだけでも大変だけれど
必ずやっている。
病院へキャリーを抱えて連れて行った翌日に、腕がひどい筋肉痛になった時は
持ち上げてやれなかったから、私がカメさんの目線で這って
甲羅をさすりながらやっている。
寿命の長いカメさんのこと、おそらく私が先に死ぬだろうが
死ぬまでこれだけはやり続ける気でいる。



カメさんでさえそうなのだから
猫ちゃんではもっとなのだろう。

だったら、最初から2匹まとめて同じお世話をしてやったほうが
私としては、精神的にラクだと思った。

それに。
今度の住まいの契約書には、育てる猫の数が記載されることになる。
いくら猫OKとは言っても、所詮賃貸住宅だ。
猫がOkならいいでしょ?とばかりに、
あとからあとから猫を連れ込んでしまう人も以前にはいたそうで
飼育する猫の数を、最初から申告する必要があった。
だから、もたもたしないで、最初から連れて行かなければいけない。
リオンだけ連れて行き、引っ越してからやっぱり心配・・・と
黒ちゃんをまた連れて行くことになったら、申告のし直しになる。

だから電話口で告げた。「連れてきてください」と。

ものの5分で、業者さんは布に包んだ捕獲器ごと黒ちゃんを連れてきた。
そして、布を外して驚いた。

大きい。一瞬タヌキさんじゃないかと思うほどの
もこもこのしっぽ。

とりあえずまだリオンの捕獲があるので、逃げられないように
キャリーバッグに移し、業者さんは出かけて行った。

キャリー越しに見る黒ちゃんは、目がとても大きくて
漆黒を思わせるような毛並みだった。
最初はのどを鳴らしながら威嚇していたけれど
それも30分程度でとりあえず収まっていた。


それから2時間後。
約束の深夜0時になり電話が鳴った。
このチェックでリオンが入っていなかったら、また明日へ持ち越しになる。

入っていてもいなくても、0時には報告が入ることになっていた。

入っていなくても落胆した声を出さないようにしようと思っていた。
明るく、もしもし?と出た私に

「捕まりましたよ!肢のない猫ちゃん!」

そう弾む声で、答えてくれた。


連れてこられたリオンは、私が予想していたよりも小さかったけれど
元気だけはよかった。
もちろん逃げるために、暴れているのだろうけれど
3日食べてないはずだったから、安心した。

とりあえず捕獲器から出さなければと
キャリーの口を捕獲器の出口にくっつけて開けたら
細いリオンは、そのすきまから寝室のほうへ走ってしまった。

カーテンのすそに爪をかけて登り、そこからジャンプして
ベッドに行き、必死で逃げ回ったが
隅に行った隙を狙って、キャリーへ入ってもらった。

仕事を終えた業者さんは、
「よかったなー、これからはここの家の子になるんだよ、もう寒くないんだぞー」と
黒ちゃんとリオンに声をかけ、帰っていった。

その後、荒らされた寝室を片付けていたとき
ベッドシーツにシミを見つける。
リオンの血だった。

着地したとき、傷口があいたのだろうか。

とりあえず、明日。
もう今日は興奮している2匹には、余計な刺激を与えることはしてはいけなかったから
明日、病院へ行って診てもらおう。

寝る前に、それぞれのキャリーの窓から2匹を覗き
とりあえず落ち着いてきたことだけ確認して寝ることにした。

キャリーの置き場が無かったから
2匹がいる部屋は、引越しのダンボールを積み上げ置いてあるダイニングだったけれど
もちろんここには冷たい風は吹かない。
それに捕獲器の中に設置したごはんを2匹とも完食していたから
お腹が空いているということも無い。

もう体を丸めて吹き付ける風に耐えさせなくてもいいんだ、と
警戒している2匹には申し訳なかったが、心の底から安心することが出来た。
そして、もう、私も深夜に自転車を漕いで
しんとした住宅街を走ることも無いんだと
少しだけ、開放された気分になった。
by lyon-sion | 2007-01-07 01:02 | リオンとの出会い~お迎え迄